標的1226＊7月‐4 ページ7
《ベルフェゴールside》
夏にしては柔らかな日差しが降り注ぐ。午後。
奈「あら………。ふふっ。2人とも仲良しね。」
リビングに入ってきたママンの第一声。
それもいつもの笑顔で。
でもま、確かにそうだよな。
そう思いながら、目の前の2人を見る。
寝てるAと、Aを抱きしめて一緒に寝てるボス。
仲良く昼寝じゃん。
ボスが昼寝するのは珍しくねーけど。
A、夜は寝れなかったって言ってたけど、今はぐっすり寝てるって感じ。
これもボスが傍に居るからとか？ ししっ♪
2人の傍を通って庭に出るママン。
庭に干してる洗濯物を入れるみたい。
なんとなく、それを窓辺で見る。
オレは、ガキの頃にこうして母親の傍に居た記憶もないし、記憶ではっきり覚えてるのも『VARIA』入ってからって言ってもいい。
だから、こういう日常もオレにとっては非日常。
悪い感じじゃねーけど♪
べ「ママン。Aって、昔はどんなガキだった？」
ちょっと気になってたことを聞いてみる。
聞いてどうするとか、聞いたから何だとかじゃなく。
今のAも、過去があってこそだから、ちょっと気になってた。
オレの急な問いかけにも、ママンは笑みを絶やさず口を開いた。
奈「そうね〜。お手伝いはよくしてくれたし、よく笑ってたわね。」
べ「今みたい？」
奈「ふふっ。そうね。子供の頃から何でも「大丈夫」って言う子だったわ。」
A、今と変わんねーんだ。
今でも「大丈夫」ってばっかだし。
………………Aのそーゆーとこ、時々ムカつく。
奈「よく周りを見てて、危ない時に止めたり、叱ったりなんてこともあったのよ。」
べ「ふ〜ん………。なんかガキって感じじゃねーかも。」
今と同じ感じ？
昔のAって、今の姿を小さくした感じとか？
そう思って考える。
頭に浮かんでる今のAと小さく………。
奈「アルバムがあるの。見てみる？」
べ「マジ？ 興味ある。」
笑みを見せたママンが2階の部屋から分厚いアルバムを持って来てくれた。
オレがママンと話して頃から目が覚めてたボスと一緒に、Aの昔の写真を一緒に見た。
途中で起きたAに、恥ずかしかったのかアルバムを取り上げられたけど……。
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桜(プロフ) - 謙也LOVEさん» ありがとうございます！ 一度は書いてみたい話でした。子供らしさいっぱいで、でも夢主らしくありたいと思ってました。きっと夢主いつでもXANXUSが好きだと思いますｗ (2019年12月31日 17時) (
レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
謙也LOVE - この海水浴の話面白いですランボの10年バズーカにあたり幼児化してしまった主人公でもベル達と仲良くなりXANXUSくんに至っては抱っこ拒否られ落ち込むけど主人公的にXANXUSくんがかっこいいから恥ずかしかったのでしょうね (2019年12月31日 17時) (レス) id: 53026d57c3 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 楪さん» ありがとうございます！ ここまでをそんなにも楽しんでいただけて嬉しい限りです！ えへへ……最高だなんて嬉しいですっ。応援ありがとうございます。これからもよろしくお願いします！ (2019年3月20日 18時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
楪 - シリーズの最初からここまで、一気に読ませて頂きました！ 風邪で寝込んでいたにも関わらず、続きが気になって読み進めてしまいました（苦笑）原作もオリジナルの話もすべて最高でした！ これからも応援してますね (2019年3月19日 20時) (レス) id: 46c02ccb1e (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 乱さん» ありがとうございます！ (2019年3月8日 18時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜
| 作成日時：2019年3月7日 18時
