標的1241＊8月‐1 ページ22
《XANXUSside》
リボーンの言葉でAは新しい紙にジジイを描いている。
あのカス、面白がってやがる……。
それに苛立つ俺の周りにカス共が集まって来る。
べ「Aと会ったのって、あれくらいの歳の頃だったんだ。」
ス「それを今も覚えてんのかぁ………。」
ガキの頃に会い、それから十年後に再会したことになる。
俺はガキの頃の記憶など薄れて、そう覚えてもいない。
…………………。
ちょっと待て。
この時代のAの記憶に、この事態が記憶されないだろうか？
本来ならないはずの記憶だ。
大丈夫なのか？
一瞬そう考えるが、だからといっても何かできるわけでもない。
戻ってきたAに聞いてみるか………。
そう結論付けAを見れば。まだ熱心にペンを握っている。
Ｘ「ジジイの執務室に、Aが描いた絵が飾ってあったな……。」
ル「そうなの？」
マ「描いてもらったんだろうね。」
一度見たことがある。
「家光の娘が描いてくれた」と言っていたが、あれがAの絵だったのか……。
俺たちの前でAが機嫌よく絵を描いていく。
しばらくすれば出来上がったようで手を止めた。
貴「できた。おじいちゃん。」
Aが描き終えた絵をリボーンに見せている。
その後ろから他の奴らも見ている。
京「どんな人なの？」
貴「やさしいの。いっしょにあそんだよ。」
ク「楽しかった？」
貴「うんっ！」
祖父と孫のように見えるだろうな。
実際に、今でもそう見える時がある。
貴「おじいちゃんね、‟ながくつのくに”にいるんだって。」
獄「……………イタリアッスね。」
山「ん？ ………形が長靴ってことか！」
ガキにとってはそう思うのが覚えやすいのかもしれない。
にしても、そこまで話したのか？
貴「おおきくなったら、おじいちゃんのおうちにあそびにいくの！」
「そうか」と笑い合っている奴ら。
こっちはこっちで若干の呆れがある。
ス「う゛ぉぉぃ……。マフィアのアジトに遊びにかぁ？」
レ「知らぬからな。」
べ「デカくなったら来るってことは、ボスになるためとも取れるよな。」
マ「まぁ………九代目がそういう意味で言ったとは思えないけどね。」
ル「今ちゃんと知ってるからいいじゃないの……。」
あのジジイ、ガキのAにそんなことを言ってやがったのか……。
どちらにしろマフィア云々を教える流れになるだろうが。
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桜(プロフ) - 謙也LOVEさん» ありがとうございます！ 一度は書いてみたい話でした。子供らしさいっぱいで、でも夢主らしくありたいと思ってました。きっと夢主いつでもXANXUSが好きだと思いますｗ (2019年12月31日 17時) (
レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
謙也LOVE - この海水浴の話面白いですランボの10年バズーカにあたり幼児化してしまった主人公でもベル達と仲良くなりXANXUSくんに至っては抱っこ拒否られ落ち込むけど主人公的にXANXUSくんがかっこいいから恥ずかしかったのでしょうね (2019年12月31日 17時) (レス) id: 53026d57c3 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 楪さん» ありがとうございます！ ここまでをそんなにも楽しんでいただけて嬉しい限りです！ えへへ……最高だなんて嬉しいですっ。応援ありがとうございます。これからもよろしくお願いします！ (2019年3月20日 18時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
楪 - シリーズの最初からここまで、一気に読ませて頂きました！ 風邪で寝込んでいたにも関わらず、続きが気になって読み進めてしまいました（苦笑）原作もオリジナルの話もすべて最高でした！ これからも応援してますね (2019年3月19日 20時) (レス) id: 46c02ccb1e (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 乱さん» ありがとうございます！ (2019年3月8日 18時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜
| 作成日時：2019年3月7日 18時
