標的121‐4＊バレたら ページ30
《リボーンside》
貴『そりゃ、どうしてなのかを聞く。でもやっぱり大切な2人が戦うのは嫌だから………怒るし、悲しい。』
そう言って眦を下げたAに、オレは事の次第を話すと決めた。
飛んで行こうとしたAを止め、オレはレオンをパラグライダーに変形させ、家光とXANXUSが戦ってる島へ飛んだ。
「今すぐAに謝れ」そう言って2人を家へ帰らせた。
貴「何してるの！ そこに座りなさい！」
帰って来た2人を待っていたのは、頭に鬼の角を生やして仁王立ちで待ち構えてたAだった。
外はもう暗い。すっかり夜だ。
オレは風呂上がりのジュースの一杯をゴクリと飲む。
ビールはAに取り上げられた。
ちらりと見れば、立ってるAの前で家光とXANXUSが肩身を狭くさせて座ってる。
あれが『CEDEF』と『VARIA』のボスだと思うと面白れぇ光景だな。
ニヤニヤと見てれば、XANXUSにギロリと睨まれる。どうってことねーぞ。
家「あ、あのなA……。あれには事情が……」
貴「私は2人が傷つけあったことに怒ってるの！ どうしてそんなことしたの！」
家「そりゃぁ……リング争奪戦やらがあっただろう。本当にXANXUSがAを想ってるのかを確かめるために……」
貴「それならXANXUSさんと話をすれば済むでしょ。」
家「ご……ごもっとも…」
すっかり父親だ。これを『CEDEF』の奴らが見ても苦笑するだろう。
今のAには敵なしだ。怪獣が来ても倒せるぞ。
貴「XANXUSさんも。どうして受けたの？」
Ｘ「話を聞くとは思えなかったんでな。売られたから買っただけだ。」
貴「なんでも力で解決させない。」
Ｘ「……………悪かった。」
2人に怒ってたAが、不意にその表情を歪ませた。
貴「そんなに傷だらけになって………。もうしないで。」
家「A……！？ 大丈夫だからな！」
貴「大好きな2人に戦ってほしくないよ………。」
Ｘ「もうしねぇ。だから泣くな。」
2人が揃って慌ててAを宥めてる。
やれやれ。
なんとかこの事態は収まりそうだな。XANXUSとの事も改めてAがちゃんと家光に話すだろう。
Aに余計な心配させた2人に何をしてやろうか。
そんなことを思ってニヤリと笑みが浮かんだ。
【XANXUSと付き合っていると家光にバレたら……？；END】
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桜(プロフ) - 謙也LOVEさん» ベルは大事と思ったものは護りぬく素敵な王子様だと思います。夢主にとってもベルにとってもこれからも良く友人として笑い合える二人だと思います。 (2020年1月1日 18時) (
レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
謙也LOVE - ベルが主人公守る話良かったです友達である主人公とXANXUSの幸せを願って主人公を守るベルかっこいいですやっぱり王子だなと思いました (2020年1月1日 17時) (レス) id: 53026d57c3 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 謙也LOVEさん» 作者もそんな感じがしますｗ (2019年12月28日 18時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
謙也LOVE - なんかリボーンが二人いるとろくなことがない気がするリボーンってどこの世界でもこんな気がする (2019年12月28日 17時) (レス) id: 53026d57c3 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 真菜さん» ありがとうございます！ これからも楽しんでいただけるよう頑張ります！ (2019年1月1日 17時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜
| 作成日時：2018年10月26日 18時
