標的119‐5＊続・助ける ページ21
《XANXUSside》
貴「本当によかった……？」
Ｘ「…………あぁ。」
今の状況に、俺はさっきとは違う意味で困っている。
安堵したように笑みを浮かべるA。
俺は今、Aと向かい合うようにベッドに横になっている。
『眠れなくて……。一緒に寝ていい……？』
まさか、そんな事を言うとは思っていなかった。
拒むこともできず今に至るが、これはこれで目が冴えて眠れない。
貴「XANXUS。何か考えてた……？」
眠るのかと思えば、Aはまだ眠る気はないようだ。
暗い部屋の中でも、窓から差し込む月明かりで表情は見える。
Ｘ「A………」
貴「なに？」
Ｘ「お前は、アイツらと行きたくはなかったか……？」
何を聞いているんだと自分を笑う。
Aは微かに驚いたように目を開き、すぐに柔らかな表情を浮かべた。
貴「うん。だって、私はここが家だと思ってるから。」
Ｘ「………………。」
貴「皆が大好きだもの。離れたくない……。」
そう言って、離れないと意思を込めて俺の手をぎゅっと握る。
…………………。
あぁ……。俺の考えすぎだったか……。
フッと口角が上がり、ぐぃっとAを抱きしめる。
貴「XANXUS……！？」
Ｘ「放さねぇから、覚悟しとけ。」
貴「えっ……！？ うん……？」
まるで分かっていない風なAに笑い、その唇を塞いだ。
もう、手放す気はないのだ。
【続・もしも、非道に遭っていた夢主をXANXUSが助けたら……？；END】
標的120‐1＊もしも、前世の影響で夢主が感情を持っていなかったら……？→←標的119‐4＊続・助ける
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桜(プロフ) - 謙也LOVEさん» ベルは大事と思ったものは護りぬく素敵な王子様だと思います。夢主にとってもベルにとってもこれからも良く友人として笑い合える二人だと思います。 (2020年1月1日 18時) (
レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
謙也LOVE - ベルが主人公守る話良かったです友達である主人公とXANXUSの幸せを願って主人公を守るベルかっこいいですやっぱり王子だなと思いました (2020年1月1日 17時) (レス) id: 53026d57c3 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 謙也LOVEさん» 作者もそんな感じがしますｗ (2019年12月28日 18時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
謙也LOVE - なんかリボーンが二人いるとろくなことがない気がするリボーンってどこの世界でもこんな気がする (2019年12月28日 17時) (レス) id: 53026d57c3 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 真菜さん» ありがとうございます！ これからも楽しんでいただけるよう頑張ります！ (2019年1月1日 17時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜
| 作成日時：2018年10月26日 18時
