標的1049＊仕上げ ページ6
おしゃぶりの代わりとなる球体の装置。属性の数だけある。
それを使えば永遠におしゃぶりは必要なくなるらしい。
タルボじじ様が言うには……
大空7属性の炎は、加速され、ある速度を超えるとエネルギーを増幅させる特徴があるらしい。
つまり、器の中に‟夜の炎”をループ状に配置し炎を通過させ、加速させ続ければ半永久的に炎を補給しなくても済む。
最後のバミューダの奥義みたいなもの。
でも、種火となる炎が巨大じゃなくちゃいけない上、加速に必要な第八属性の炎を誰かが灯し続けなきゃいけないらしい。
チェッカーフェイスを倒すため復讐のため、第八属性の炎を生み出したバミューダ。
『7³』維持のために動くチェッカーフェイス。
噛み合わない両者。
けれど、タルボじじ様の作ってくれた装置にはバミューダの炎が必要。
バミュ「ぜひやりたい！」
『７³』の主導権をチェッカーフェイスから奪えると言うバミューダ。
けれど、チェッカーフェイスが断ろうとする。
ユ「いいえ、お願いすべきです！」
ユニの言葉と、未来における『７³』の健在の予知。
それがチェッカーフェイスを動かした。
チ「ならばやっとくれ、タルボとやら。バミューダもありがとう。」
そんなにもあっさり……？
思わず私たちが拍子抜け。
チ「私は、この星の生命を守りたい一心で、多くの犠牲を防ぐために小さな犠牲はやむを得ないという信念を曲げずに、この恥ずかしいお面を被ってよく頑張ってきた。だが『７³』を維持するよりベターな方法があれば、とっとと採用して次の世代へ託すことを常に考えていたんだよ。」
どこか自嘲的に見える笑み。
チェッカーフェイスなりに守りたかったんだろう。
それには幾人もの犠牲者が出てしまったけれど、彼のおかげでこの星が守られてきたのは事実。
そしてこれからは、そんな犠牲もない。
チェッカーフェイスは「よりよい方法があったら……」って考えてくれていた。
最後の仕上げだ。
タルボじじ様に言われ、皆が属性ごとに分かれる。
戦いを見ていた皆もいるからかなりの人数。
動き出す皆を見ながら、チェッカーフェイスの元へ行く。
貴「チェッカーフェイス。」
チ「何かな？」
貴「ありがとう。この方法を選んでくれたことも……今までも。」
驚いたような顔をして一瞬動きを止める。
それを見てどうしてか笑みがこぼれ、急いでユニの元へ走った。
そして、皆の炎が周りを白く染め上げた――――
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桜(プロフ) - 刹那さん» ありがとうございます！ 上手く進めていけるか不安もありますが、頑張ります！ (2018年9月14日 18時) (
レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - Misakiさん» ありがとうございますっ！ これからも続けて行けるよう、楽しんでいただけるよう、頑張りますっ！ (2018年9月14日 18時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - アキラさん» 作者も見たいですっ！ｗ 恋人らしい一年にできるよう頑張ります！ (2018年9月14日 18時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - 面白いです！オリジナルストーリー楽しみにしてます！ザンザスとの絡み？どうなるのかとっても楽しみです！これからも更新頑張ってください！ (2018年9月14日 0時) (レス) id: a998d0df73 (このIDを非表示/違反報告)
Misaki - 大好きです！まだ続いてくれて嬉しいです (2018年9月13日 22時) (レス) id: 069765687e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜
| 作成日時：2018年7月22日 18時
