標的1075＊1月‐2 ページ43
《スクアーロside》
九「やぁ。よく来てくれたね。」
Ｘ「来たくて来たわけねぇだろ。」
いつもの笑みで俺たちを迎えた九代目。
それにまたボスさんの眉間の皺が増える。
耐えろよぉ……。
ス「来ねぇわけにもいかねぇんでな。」
九「他のファミリーの挨拶も受けてくれると嬉しいよ。」
それが面倒なんだよなぁ。
が、放り出すわけにもいかない。
胸の内でため息をつく。
Ｘ「チッ」
舌打ちしたXANXUSが身を翻す。
デ「んじゃ、後でな。」
ス「おぅ。」
ひらりと手を振って跳ね馬が人ごみの中に戻っていく。
俺らも行くか……。
それぞれが動いていくのを、なんとなく見る。
こういう世界だ。
こういうのも目に見えていること。
他のファミリーは力あるファミリーと太いパイプを持とうとするし、コネを作りたいんだろう。
そして、より深く繋がりを作るために、自分の娘を近づけようとする奴もいる。
女は女で、地位も金もある男に気に入られようとする。玉の輿狙いだ。
当然、独立とはいえボンゴレの組織である俺たち相手にも、そういう手段で近づこうとする。
が、生憎と俺たちは色事に興味はないし、んな暇があるなら強い相手を探す。
金も有り余るほど持っているし、地位に興味はない。
そういう意味じゃ、取り入りづらい相手になってんだろうなぁ。
ちらりと見れば、早速ボスさんが幾人もの奴らに囲まれてる。
‟VARIAの首領”に加え、“九代目の嫡子”っていう喉から手が出るほど欲しい肩書き持ちだ。
今、XANXUSの周りにいる女共はそれが欲しいんだろう。
それを持っているから、XANXUSに近づく。
そこまで考えて、ふと思った。
ス「この光景、Aが見たらどう思うんだろうなぁ……。」
モチでも妬くのか、ショックを受けるのか……。
……………。
……………………。
ス「どっちでもねぇか……。」
あの周りの奴らのことを知れば………
ス「珍しく怒りそうだよなぁ……。」
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桜(プロフ) - 刹那さん» ありがとうございます！ 上手く進めていけるか不安もありますが、頑張ります！ (2018年9月14日 18時) (
レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - Misakiさん» ありがとうございますっ！ これからも続けて行けるよう、楽しんでいただけるよう、頑張りますっ！ (2018年9月14日 18時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - アキラさん» 作者も見たいですっ！ｗ 恋人らしい一年にできるよう頑張ります！ (2018年9月14日 18時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - 面白いです！オリジナルストーリー楽しみにしてます！ザンザスとの絡み？どうなるのかとっても楽しみです！これからも更新頑張ってください！ (2018年9月14日 0時) (レス) id: a998d0df73 (このIDを非表示/違反報告)
Misaki - 大好きです！まだ続いてくれて嬉しいです (2018年9月13日 22時) (レス) id: 069765687e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜
| 作成日時：2018年7月22日 18時
