標的107‐8＊原作9 ページ41
《XANXUSside》
？「むぅ……。がんばって、お父さまみたいに強くて、カッコ良くなるもん！」
Ｘ(包)「楽しみにしておく。」
そう返した俺に、ガキが良い事を思いついたかのように俺と俺の間に座った。
向こうの俺と、俺と交互に見る。
？「強くて、カッコよくて、優しくて、何があっても堂々とできる、お父さまたちみたいになる！」
「なる！」と大きな声で宣言するガキ。
真に受けているのかいないのか、ガキをじっと見ている俺。
…………………。
『お父さま‟たち”』
それは、俺と向こうの俺のことだろうか……。
俺を見てニッと笑みを見せるガキ。
妙な、感覚だ………。
目標にされるような道を進んできたわけではない。
だというのに、俺が目標らしい。
「無理」だと言って笑ってもやることもできる。
まだガキだからそう無邪気に言えるのだと言ってやることもできる。
だというのに、妙にくすぐったいこの感情を手放したくないようにも感じる。
Ｘ「……………トレーニングを怠らねぇことだな。」
？「はいっ！」
俺を見て元気に返事を返してくる。
それを見て、無意識に手が伸びた。
ぽふっ………
柔らかな栗色の髪。
その頭を、撫でてやる。
こんなことはしないし、乱暴かもしれない。
それでも、ガキは笑った。
ボフンッ！
その笑みを最後に、煙が立ち込めた。
煙が晴れれば、そこには誰もいない。
パラレルワールドの奴らも全員、元の世界に戻ったらしい。
べ「栗ボスって、すげぇ………」
ス「いいんじゃねぇかぁ？ 目標がデカけりゃ超えてやろうって気にもなるだろ。」
レ「努力も怠らず、何事も精一杯にこなすだろう。」
ル「そうね。Aちゃんとボスの子だもの。」
マ「将来が楽しみじゃないか。ね？ ボス。」
Ｘ「あぁ。」
あのガキの顔が浮かぶ。
Aと内面が似ているなら、努力は怠らないだろう。
何事も全力でこなすだろう姿が想像できる。
そう思うと、口角が上がった。
【原作シリーズ9 栗ボスと包容VARIAが原作VARIAに；END】
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桜(プロフ) - 謙也LOVEさん» あの二人はそっくりです。なにかと似てる人がいますね (2019年12月29日 18時) (
レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
謙也LOVE - そういえばリボーンの漫画２４巻にボンゴレ二世がちょっとだけ出てましたけどXANXUSに瓜二つですよね？しかも憤怒の炎も共通点すごい (2019年12月29日 14時) (レス) id: 53026d57c3 (このIDを非表示/違反報告)
尾崎紅葉 - はい…！ (2018年7月12日 19時) (レス) id: f02ea9a8e7 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 尾崎紅葉さん» 逆性格をしましたが、それとはまた違う感じですね……。感情ナシですか。難しそうですが、なんとか頑張ってみます！ リスペクトだなんて、そんなことないですよっ……！ でも、嬉しお言葉ありがとうございます！ これからもよろしくお願いします！ (2018年7月12日 19時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
尾崎紅葉 - もしも夢主ちゃんの感情が前世の所為でなかったらというので感情のない夢主を周りはどう思っているかです。長くてすみません。桜さんの作品は本当にリスペクトです。これからも頑張ってください！長文失礼しました。 (2018年7月12日 18時) (レス) id: f02ea9a8e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜
| 作成日時：2018年5月3日 18時
