標的107-7＊原作9 ページ40
《XANXUSside》
それからも揃って遊んでいた。
フランの幻覚で、頭に乗せてあるカエルとそっくりな小さなカエルを飛ばしたり。
ベルがフランにナイフを投げていたり。
幻覚で遊ぶのはこういう世界でならではだろう。
そんなことを思いながら、カス共を眺めていた。
Ｘ(包)「そろそろか………」
その言葉で、この事象の終わりを感じた。
カス共も遊び疲れたのかこちらへ戻って来る。
Ｘ(包)「楽しんだか？」
？「うんっ！」
その笑みに別の世界の俺が口角を上げる。
見たことも、することもない笑みだ……。
？「お父さまもしない？」
Ｘ(包)「俺よりもそいつらの方が慣れてる。」
そっちでも遊ぶのはカス共も担当のようだ。
体力勝負だ。鍛えるのだと思えばいい。
ふと、ガキが俺を見た。
？「お父さまが2人じゃ、鬼ごっこしてもすぐに捕まるかな？」
Ｘ「………あ？」
べ「あー、逃げられるとも思えねーわ。」
ル(包)「本当ね………」
まさかコイツ、隙あれば俺も巻き込む気だったのか……？
まさかと見れば、向こうの俺が喉を震わせ笑いを堪えている。
どうやら当たりだったらしい……。
べ(包)「でも、2人のボスから逃げられればボス超えみたいじゃね？」
マ(包)「難しいね。すごいことだと思うけど。」
？「ホントッ！？」
ちょっと待て。何の話だ。
眉間に皺が増えるのが自分でも分かる。
カス鮫がガキの頭に手を置き、俺を見た。
ス(包)「栗ボスの目標は、XANXUSだからなぁ。XANXUSみてぇになりてぇんだと。」
Ｘ「！」
べ「マジ？ 壁高すぎね？」
レ「高いな。」
本当かと見れば、向こうの俺が口角を上げガキを膝に乗せた。
？「むぅ……。がんばって、お父さまみたいに強くてカッコ良くなるもん！」
Ｘ(包)「楽しみにしておく。」
そう返した向こうの俺の口元には、笑みが浮かんでいた。
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桜(プロフ) - 謙也LOVEさん» あの二人はそっくりです。なにかと似てる人がいますね (2019年12月29日 18時) (
レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
謙也LOVE - そういえばリボーンの漫画２４巻にボンゴレ二世がちょっとだけ出てましたけどXANXUSに瓜二つですよね？しかも憤怒の炎も共通点すごい (2019年12月29日 14時) (レス) id: 53026d57c3 (このIDを非表示/違反報告)
尾崎紅葉 - はい…！ (2018年7月12日 19時) (レス) id: f02ea9a8e7 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 尾崎紅葉さん» 逆性格をしましたが、それとはまた違う感じですね……。感情ナシですか。難しそうですが、なんとか頑張ってみます！ リスペクトだなんて、そんなことないですよっ……！ でも、嬉しお言葉ありがとうございます！ これからもよろしくお願いします！ (2018年7月12日 19時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
尾崎紅葉 - もしも夢主ちゃんの感情が前世の所為でなかったらというので感情のない夢主を周りはどう思っているかです。長くてすみません。桜さんの作品は本当にリスペクトです。これからも頑張ってください！長文失礼しました。 (2018年7月12日 18時) (レス) id: f02ea9a8e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜
| 作成日時：2018年5月3日 18時
