標的107‐6＊原作9 ページ39
《XANXUSside》
広い中庭。
そこでカス共と別の世界のカス共、そしてあのガキが走り回っている。
それを別の世界の俺と眺める。
別の世界の奴らは慣れているように遊び、こちらの世界の奴らは振り回されているようだ。
暗殺部隊のアジトらしくない可笑しな光景だ。
Ｘ(包)「てめぇが、どういう奴なのかと気にしていた息子だが？」
Ｘ「確かに似てるだろうとは思うが。それだけだな。」
別の世界だ。俺の息子じゃねぇ。
それにアイツはAによく似ているようだ。
鬼ごっこなのか、向こうの世界のレヴィとこちらの世界のカス鮫が他の奴らを追いかけている。
揃って遊んでんじゃねぇか。
Ｘ「アイツと接しているてめぇが、他の世界の自分だとも思えねぇ。」
Ｘ(包)「ハッ。だろうな。」
別の世界の俺が、じっとあのガキを見ている。
今はフランと一緒になってレヴィから逃げている。
笑って楽しんでいるようだ。
Ｘ(包)「実際にどうかなんざ、ずっと感じていてこそ分かる。Aが身籠ったことが分かってからずっとな。」
Ｘ「今何歳だ。」
Ｘ(包)「4歳。もうすぐ5歳か……。ガキの成長がこうも早いもんだということも、アイツに教えられた。」
Ｘ「…………………。」
それは、俺には分からない。
これからも…………。
Aと会う前なら、俺の隣にいるコイツも俺と同じように思っただろう。
Ｘ「息子1人だけか？」
Ｘ(包)「娘が居てもいいとは思っているが？」
口角を上げ俺を横目に見る。
どうやら、Aも大変なようだ。
騒ぐ声に見れば、ガキがベルに追いかけられている。
他の奴らは捕まったらしい。
……………普通に捕まったのではないことは想像できる。
何でもありだろう。恐ろしく物騒な遊びだ。
べ(包)「つーかまえた！」
？「わっ……！」
ベルに捕まり抱き上げられ、足が地面から離れる。
それでも、楽しそうな笑みは変わらない。
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桜(プロフ) - 謙也LOVEさん» あの二人はそっくりです。なにかと似てる人がいますね (2019年12月29日 18時) (
レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
謙也LOVE - そういえばリボーンの漫画２４巻にボンゴレ二世がちょっとだけ出てましたけどXANXUSに瓜二つですよね？しかも憤怒の炎も共通点すごい (2019年12月29日 14時) (レス) id: 53026d57c3 (このIDを非表示/違反報告)
尾崎紅葉 - はい…！ (2018年7月12日 19時) (レス) id: f02ea9a8e7 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 尾崎紅葉さん» 逆性格をしましたが、それとはまた違う感じですね……。感情ナシですか。難しそうですが、なんとか頑張ってみます！ リスペクトだなんて、そんなことないですよっ……！ でも、嬉しお言葉ありがとうございます！ これからもよろしくお願いします！ (2018年7月12日 19時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
尾崎紅葉 - もしも夢主ちゃんの感情が前世の所為でなかったらというので感情のない夢主を周りはどう思っているかです。長くてすみません。桜さんの作品は本当にリスペクトです。これからも頑張ってください！長文失礼しました。 (2018年7月12日 18時) (レス) id: f02ea9a8e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜
| 作成日時：2018年5月3日 18時
