標的107‐4＊原作9 ページ37
《包容十年後XANXUSside》
？「ぱられるわーるどは‟もしも”でしょう？ でも、どんな‟もしも”なの？」
Ｘ(包)「‟もしも”は1つだと思うか？」
？「ううん！ でもそれだといーっぱいあるよ？」
そう言いながら、山を表すように両手を大きく動かす。
そんな姿にガキらしさを感じる。
Ｘ(包)「そうだな。‟もしも”は数えればキリがない。」
？「前にボクが、バズーカに当たっちゃったのも？」
…………そういえばあったな。
思い出して、それで説明すればいいと思い至る。
Ｘ(包)「そうだ。その時に行った世界も、ここも、いくつもあるパラレルワールドの1つだ。」
？「隼人兄がお兄ちゃんを‟じゅうだいめ”って呼んだのも？」
その言葉に、忘れていた若干の苛立ちを感じる。
こちらの俺も似たようなものだ。見れば分かる。
Ｘ(包)「パラレルワールドだからな。」
？「でも、‟じゅうだいめ”はお母さまだよ？」
Ｘ(包)「全ての世界でそうあるわけじゃねぇ。Aじゃねぇ世界もある。」
？「お母さま、いないの………？」
小さく沈む言葉。
どうしたのかと見れば、微かな声が返って来た。
？「やだなぁ………。だってお父さま、お母さま大好きだもん……。」
Ｘ「…………………。」
悲しむようなそんな姿。
どうしてか笑みが浮かびそうになる。
とすっ
息子を膝の上に乗せ、頭に手を置く。
Ｘ(包)「当然Aのことは愛している。他の世界なんざ関わることのねぇもんだ。自分が居る世界でAを愛し抜けば問題ねぇだろう？」
？「そうなの？」
Ｘ「そうだ。」
マ「話変わってないかい……？」
べ(包)「大体あぁだから。」
俺の言葉に、俺を見てキョトンをした顔をする。
だがすぐパッと顔を明るくした。
？「うんっ！ ボクも、お母さまとお父さま、大好きだよ！」
Ｘ(包)「俺もだ。」
嬉しそうな顔をする息子を撫でてやる。
一層嬉しそうにするのだから、こちらまで同じ気分にさせられる。
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桜(プロフ) - 謙也LOVEさん» あの二人はそっくりです。なにかと似てる人がいますね (2019年12月29日 18時) (
レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
謙也LOVE - そういえばリボーンの漫画２４巻にボンゴレ二世がちょっとだけ出てましたけどXANXUSに瓜二つですよね？しかも憤怒の炎も共通点すごい (2019年12月29日 14時) (レス) id: 53026d57c3 (このIDを非表示/違反報告)
尾崎紅葉 - はい…！ (2018年7月12日 19時) (レス) id: f02ea9a8e7 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 尾崎紅葉さん» 逆性格をしましたが、それとはまた違う感じですね……。感情ナシですか。難しそうですが、なんとか頑張ってみます！ リスペクトだなんて、そんなことないですよっ……！ でも、嬉しお言葉ありがとうございます！ これからもよろしくお願いします！ (2018年7月12日 19時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
尾崎紅葉 - もしも夢主ちゃんの感情が前世の所為でなかったらというので感情のない夢主を周りはどう思っているかです。長くてすみません。桜さんの作品は本当にリスペクトです。これからも頑張ってください！長文失礼しました。 (2018年7月12日 18時) (レス) id: f02ea9a8e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜
| 作成日時：2018年5月3日 18時
