標的103‐5＊白蘭 ページ21
《白蘭side》
面倒なことも終わって、楽しみに戻る。
白「お土産？」
貴「うん。お母さんに。」
「良いのが見つかって良かった」って喜ぶAちゃん。
Aちゃんは家族を大切にしてる。
きっと良いことだよね。
貴「ねぇ、白蘭。」
白「なーに？」
隣を歩くAちゃんが、ちらりと僕を見上げる。
貴「やっぱり、敵だったの？」
白「やっぱり気づいてたんだ。」
「うん」って頷くAちゃん。
少し俯き加減で、ほんの少し表情を暗くさせる。
白「ボンゴレの関係者として狙われるのはイヤ？」
貴「それは…………そう生まれたことだから受け入れるしかないと思ってる。嫌だと思ったことは無いよ。」
受け入れる、か……。
Aちゃんは一般人として過ごしてきたのに、いきなりマフィアの世界に巻き込まれて、なのにそれを恨むことを言わない。
誰よりも、巻き込まれた子なのに……。
そういう気持ちは、きっと元からマフィアとして生きてきた人たちには分からない。
白「大丈夫だよ。対処しておいたから。」
貴「白蘭の対処って、怖いもん…………」
白「ひどいなぁ。いたってマフィアらしい対処だよ♪」
貴「それだって！」
「もうっ……！」って言ってるけど、その顔は怒ってない。
白「Aちゃんは、きっとこれからも狙われることもあるだろうけど、皆守ってくれるでしょ？ XANXUSクンとか。」
貴「なっ……！ 自分のことはちゃんと自分で守るよ！」
恥ずかしがってちゃ言葉に迫力がないよ♪
いつもそうやって、自分のことは自分でどうにかしようとする。
1人で抱えて。
白「偶には、誰かに守られてもいいんじゃない？ 「任せた」って言ってもバチは当たらないよ。」
貴「………………うん。そうだね。」
白「XANXUS君に思いっ切り甘えてみるとかね♪」
貴「何でそうなるのっ！」
どうしてか必死なAちゃんに、笑いを堪えられなかった。
【夢主を白蘭が守ったら……？；END】
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桜(プロフ) - 謙也LOVEさん» あの二人はそっくりです。なにかと似てる人がいますね (2019年12月29日 18時) (
レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
謙也LOVE - そういえばリボーンの漫画２４巻にボンゴレ二世がちょっとだけ出てましたけどXANXUSに瓜二つですよね？しかも憤怒の炎も共通点すごい (2019年12月29日 14時) (レス) id: 53026d57c3 (このIDを非表示/違反報告)
尾崎紅葉 - はい…！ (2018年7月12日 19時) (レス) id: f02ea9a8e7 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 尾崎紅葉さん» 逆性格をしましたが、それとはまた違う感じですね……。感情ナシですか。難しそうですが、なんとか頑張ってみます！ リスペクトだなんて、そんなことないですよっ……！ でも、嬉しお言葉ありがとうございます！ これからもよろしくお願いします！ (2018年7月12日 19時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
尾崎紅葉 - もしも夢主ちゃんの感情が前世の所為でなかったらというので感情のない夢主を周りはどう思っているかです。長くてすみません。桜さんの作品は本当にリスペクトです。これからも頑張ってください！長文失礼しました。 (2018年7月12日 18時) (レス) id: f02ea9a8e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜
| 作成日時：2018年5月3日 18時
