標的103‐3＊白蘭 ページ19
《白蘭side》
行き交う人。
その中を僕らも歩く。
Aちゃんがショーウィンドウを見たり、色んなお店に入ってみたり。
あんまり街に来ないからかもしれないけど、Aちゃんも楽しそう。
それは僕も嬉しいな♪
白「………………。」
だから、この時間に水を差されるのは、さすがの僕も機嫌が悪くなる。
どうしようかなぁ。
貴「白蘭？」
白「ううん。何でもないよ♪」
気付いてるだろう敵意に、それでも笑う。
僕が居るからかな？
自分にこれだけの敵意を向けられてれば、誰でも気づく。
Aちゃん、勘は良いから。
僕を見張ってるボンゴレの人たちが動いてくれれば、楽なんだけどなぁ。
ボンゴレの敵みたいだし。
本部への攻撃より、まだ幼い次期後継者を殺ちゃおうって魂胆かな。
まぁ、返り討ちに遭うだろうけど。
……………XANXUS君、気づいてるかな？
きっと気づいてる。
出掛けて少しした時から、ずっと感じてるものだし。
Aちゃんも気づいてるから。
だから時々、ほんの一瞬、悲しそうな顔をする。
僕が居るから、明るく振る舞ってるけど。
じっと見てれば分かる。
白「ねぇ、Aちゃん。」
貴「ん？」
白「今の僕って、Aちゃんのナイトだったりする？」
僕の言葉にAちゃんは目を瞬かせ、クスリと笑った。
貴「ふふっ。今の白蘭は、いつものXANXUSさんの次にナイトだよ。」
白「えぇ〜、2番目かぁ。」
Aちゃんも僕も笑う。
XANXUS君は揺るがない位置にあるんだって思うと、2人の仲の良さが分かる。
貴「あっ！ アロマキャンドル！」
白「見てみる？」
貴「うん。」
白「じゃあ、先は入ってて。僕ちょっと電話してくるから。すぐ戻って来るよ。」
僕の言葉に頷いて、Aちゃんがお店に入っていく。
その姿を見送ってから背を向ける。
白「Aちゃんのあんな顔、見たくないしね。」
ユニちゃんのそれと同じくらい見たくない。
それに、今の僕はAちゃんの2番目のナイトだから、守ってあげなきゃね。
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桜(プロフ) - 謙也LOVEさん» あの二人はそっくりです。なにかと似てる人がいますね (2019年12月29日 18時) (
レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
謙也LOVE - そういえばリボーンの漫画２４巻にボンゴレ二世がちょっとだけ出てましたけどXANXUSに瓜二つですよね？しかも憤怒の炎も共通点すごい (2019年12月29日 14時) (レス) id: 53026d57c3 (このIDを非表示/違反報告)
尾崎紅葉 - はい…！ (2018年7月12日 19時) (レス) id: f02ea9a8e7 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 尾崎紅葉さん» 逆性格をしましたが、それとはまた違う感じですね……。感情ナシですか。難しそうですが、なんとか頑張ってみます！ リスペクトだなんて、そんなことないですよっ……！ でも、嬉しお言葉ありがとうございます！ これからもよろしくお願いします！ (2018年7月12日 19時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
尾崎紅葉 - もしも夢主ちゃんの感情が前世の所為でなかったらというので感情のない夢主を周りはどう思っているかです。長くてすみません。桜さんの作品は本当にリスペクトです。これからも頑張ってください！長文失礼しました。 (2018年7月12日 18時) (レス) id: f02ea9a8e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜
| 作成日時：2018年5月3日 18時
