標的９５３＊忘れられない ページ46
《白蘭side》
僕は右手を、γ君は右腕を負傷して建物の屋根に立つ。
上空で通信してるAちゃんが「お父さん」て言ってたから、コロネロチーム代理『CEDEF』の仕業かな。
見れば、リボーン君とユニちゃんが建物から出てきた。
ユ「この代理戦争では、リボーンおじさまのチームが負けちゃダメです。」
聞こえた声とユニちゃんのあの目。
白「これで一つだけはっきりしたね♪」
γ「！」
白「ユニちゃんはリボーンチームを守りたい。つまり、Aちゃんのボスウォッチが壊されて欲しくないのさ。」
あの目は何かを確信してるもの。何か見えてるのかもしれない。
貴「この一撃を防いで、全力であなたとぶつかってやる！」
上空を見れば、『�祇い離�ントレット』を装備して構えるAちゃん。
同盟チームを見殺しにできないお人好しだなぁ。
でも、あのガントレットの硬度じゃ防御はできないだろう。
それに、恐いくらいの精度で時計を狙ってくるから、庇えば撃ち抜かれる。僕らみたいに。
Aちゃんを守ってあげなくちゃ。
γ「待て！ お前のボスウォッチが破壊されたら、姫の呪いが解けなくなっちまうだろ！」
飛んで行こうとした僕を必死な声で止めるγ君。
γ「俺が行くさ。」
白「僕でも結構ヤバイんだ。今の君じゃ即死だよ。」
γ「へっ…ここで死ねりゃ本望だ。」
鼻で笑って、その表情はどこか暗いものに変わる。
γ「どうせ、姫の俺への想いも薄れちまってるしな。」
γ君の言葉に顔には出さないけど驚く。
え？ もしかして、そう思ってたの？
ユ「γ…何て言ったの……？」
建物の下に居たユニちゃんが僕らを見上げる。
γ「俺が感づいていないとでも？ 姫は心変わりなされた。だから、この時代に再会してから壁と話してるみたいに、ずっとよそよそしいままだ！」
「もういいんだ」って俯く。
そう思うのも仕方ないけど、それはユニちゃんの所為じゃない。
ユ「ちがう……ちがうの、γ！ それは、私のお母さんを失ったばかりの今のあなたが、まだお母さんのこと忘れられないから！」
ユニちゃんの言葉に驚いた顔を見せるγ君。
それに「ぷっ」って笑う。分かってないのは君だけ。
ドウッ！
向かってくる銃声。
退かないAちゃん。
Aちゃんのボスウォッチを守るために身を投じるγ君。
その目に涙を見せるユニちゃん。
僕は迷うことなく、飛んだ。
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桜(プロフ) - kyokapi23さん» あわわっ……！ 嬉しくありがたい中に、若干の心配が……ｗ 夢中になってもらえて嬉しいです。これからもよろしくお願いします！ (2018年3月2日 19時) (
レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
kyokapi23(プロフ) - テスト期間中から終わるまでぶっとうしで読んでしまいました(笑)面白くて止められませんでした！やっと追いつきましたので、更新楽しみに待ってます！ (2018年3月2日 13時) (レス) id: 73c735505e (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - うたたね*さん» 最初からっ……！ ありがとうございます！ 続きを楽しみに思ってもらえるのはとても嬉しいです。ちょっと違う所を入れたりして、これからも楽しんでもらえるよう頑張ります！ 応援ありがとうございます！ (2018年2月23日 18時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
うたたね*(プロフ) - こんばんは、最初から全部読ませていただき、ここまで追いつきました....！面白すぎます、原作を知ってて先は分かっているはずなのに続きがきになって仕方が無いです....！これからも更新頑張って下さい！応援しています！ (2018年2月23日 0時) (レス) id: a87e162fc4 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - ウミソラさん» ありがとうございます。これからも楽しんでいただけるよう頑張りますね！ ご指摘ありがとうございます。訂正しておきます。 (2018年2月20日 18時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜
| 作成日時：2018年2月15日 18時
