標的９３４＊帰らない ページ26
【リボーンチーム】
《ディーノside》
腕時計から聞こえた戦闘開始の合図。
並中校内にいるわけじゃないオレは、Aたちの所に行くのもその時間に含まれる。
………丁度行こうとしてた時で驚いた。
リボーンと合流して、Aが戦っているらしい所に着いたは良かったんだが……。
戦闘時間ももう終わっちまった。
仕事顔で立ってる家光さんに、やられて倒れてるA。
…………父親が相手じゃ、Aには厳しかっただろう。
リボーンがやって来たコロネロと家光さんと話してる。
その内容はオレにも聞こえてる。
こりゃ、後で報告会だな……。
ちょうど話にキリが付いたのか、リボーンがこっちに来る。
それを見て、Aを抱き上げる。
リ「バカAめ。」
デ「そう言ってやるなよ。さすがのAでも相手が相手だ。」
リ「んなの理由になんねーぞ。」
オレの肩に乗るリボーン。
厳しそうに見えて、なんか考えてる顔だ。
リ「おい家光。」
家「なんだ？」
2人ともいつもの顔に戻ってる。
この人も切り替えがすげぇよな……。
そんな家光さんに、リボーンがニヤ〜っと、オレの嫌いな笑みを向けた。
リ「今日はAは帰らねぇと思っとけ。」
家「なんでだ！？」
家光さんがものすごいショックを受けた顔をした。
こういう顔、見るの初めてかもな……。
リ「おめー、娘が自分を倒した父親のいる家に素直に帰ると思ってんのか？」
家「それとこれとは違うだろ！？ Aはどこに泊まるんだ！？」
リ「さぁな。おっ、そういや恋人の家って手があるな〜。」
家「父さんは許さんぞ！」
リボーン……。お前それ、コロネロに頭下げた仕返しだろ…。
慌てふためく家光さんに、ニヤニヤしてるリボーン。
なんでかハッと家光さんがオレを見た。
家「まさかAの彼氏ってディーノか！？」
デ「はっ！？ 違います！」
Aを抱いてるから手を振れない代わりに、首を振る。
オレなんて言ったら、リボーンの奴が絶対にXANXUSに告げ口する。
んなことになったら、オレの命が危ねぇ……。
AもXANXUSが彼氏だなんて、家光さんに言えねぇよな……。
未来のA……どうやって認めさせたんだ……。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1034人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
桜(プロフ) - kyokapi23さん» あわわっ……！ 嬉しくありがたい中に、若干の心配が……ｗ 夢中になってもらえて嬉しいです。これからもよろしくお願いします！ (2018年3月2日 19時) (
レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
kyokapi23(プロフ) - テスト期間中から終わるまでぶっとうしで読んでしまいました(笑)面白くて止められませんでした！やっと追いつきましたので、更新楽しみに待ってます！ (2018年3月2日 13時) (レス) id: 73c735505e (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - うたたね*さん» 最初からっ……！ ありがとうございます！ 続きを楽しみに思ってもらえるのはとても嬉しいです。ちょっと違う所を入れたりして、これからも楽しんでもらえるよう頑張ります！ 応援ありがとうございます！ (2018年2月23日 18時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
うたたね*(プロフ) - こんばんは、最初から全部読ませていただき、ここまで追いつきました....！面白すぎます、原作を知ってて先は分かっているはずなのに続きがきになって仕方が無いです....！これからも更新頑張って下さい！応援しています！ (2018年2月23日 0時) (レス) id: a87e162fc4 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - ウミソラさん» ありがとうございます。これからも楽しんでいただけるよう頑張りますね！ ご指摘ありがとうございます。訂正しておきます。 (2018年2月20日 18時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：桜
| 作成日時：2018年2月15日 18時
