標的８２‐５＊ボス補佐 ページ16
《XANXUSside》
目が覚め、俺が居ることに驚きを見せるA。
部屋を出て行こうと思えば、そうできる。
なのに、体が動かない。
貴「あ……仕事……」
Ｘ「急ぐものはねぇ。」
そう言い、本に視線を戻す。
Aが起きた一瞬、目が合った。
反射的に視線を逸らしたが、なぜかもう意味がないような感覚に陥る。
貴「………………。」
Ｘ「…………………。」
互いに何も言わず、沈黙が占める。
意識せず、体に力が入り、眉間に皺が寄る。
Ｘ「お前は………」
今まで、指示以外で俺から声を掛けたことは無い。
Ｘ「なぜ、そうも普通に居られる。」
一切、目を見ず言った。
感じるのは、Aが俺を見る気配。
だが、それもすぐに逸らされたように感じなくなる。
貴「“戦った”っていうのは、もう終わったことで、責め続けることじゃない。」
今まで逸らしていた視線が、自然とAに向いた。
貴「それに、あれは、私もXANXUSさんも自分が信じた道を貫いたことだから。」
俺を見るAと、目が合った。
貴「だから、“悪者”はいないと思うんです。」
そう言ったA。
「綺麗事だ」「聖人面してるだけだ」そう返すこともできるはずが、何も言葉が出てこなかった。
バカか……。コイツは……。
呆れと可笑しさが溢れてくる。
あぁ、そうだ。
あの時にも、こういうことを思ったことがあった。
忘れていた。
そう思うと、どうしようもなく笑えてくる。
Ｘ「ふははは！」
貴「な、なんで笑うんですか……！」
分かっていないような、拗ねたような顔に余計に笑いを堪えられなくなった。
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桜(プロフ) - 謙也LOVEさん» 互いに別の想いから夢主を大切に想っている二人ですから！ いつだってボスには惚れちゃいますね！ (2020年2月7日 18時) (
レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
謙也LOVE - このストーカーから主人公を守る話面白いですXANXUSとリボーンが揃って銃を構えて恐ろしいことをいうところが特にでも最後はXANXUSが助けたけどなんか惚れ直しちゃう (2020年2月6日 19時) (レス) id: 53026d57c3 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - イヴさん» 恋人シリーズが増えますね！ 了解しました。掲載までに時間がかかりますが、のんびり待っていただけるとありがたいです。どういう話になるのか今から作者もドキドキです！ 応援ありがとうございます！ 頑張ります！ (2018年2月23日 18時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
イヴ(プロフ) - どうも！リクエストよろしいですか？骸と雲雀さんの『もしも恋人』の続編と、新たにもしも炎真が恋人だったらを是非お願いします！！ささやかな願望ですがお願いしますm(__)m！そしてこれからも応援しています！！ (2018年2月22日 12時) (レス) id: 1c53e8f3ec (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 理玖さん» ありがとうございます！ 2つとも続編ですね。作者としてもどうなるか分からなくてドキドキですっ！ 楽しんでもらえるよう頑張ります！ (2018年2月15日 18時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜
| 作成日時：2018年1月20日 18時
