標的８２‐２＊ボス補佐 ページ13
《XANXUSside》
コン、コン、コンッ
執務室の扉を叩く音。
控えめな音と、遠慮するような気配。
そんな風にノックするのはコイツだけだと思いつつ、入室を許可する。
貴「失礼します。」
見なくともノックと声で分かる。
視線を向けることなく、手に取る資料に目を向けたまま「何だ」と返す。
貴「スクアーロさんから、XANXUSさんに渡して欲しいと。」
そう言って机に置いた1枚の資料。
それをちらりと見る。
急ぐようなものじゃねぇな。
Ｘ「そうか。もういい。下がれ。」
執務室から追い出すように、Aを部屋から出す。
何も言わず出て行ったA。
扉がバタンと音をたて、閉まる。
………………………。
また、アイツの目を見なかった。
執務室でも談話室でも、必ずと言っていいほど目が合わない。
理由は分かっている。
俺が逸らしているのだから。
どこか自嘲的な笑みすら浮かぶ。
嫌いではないのだ。Aのことは。
ただ、あの目が慣れないだけで……。
Aが持ってきた資料を見る。
Aは知らないことを知ろうとしているし、分からないことは聞いて来る。
資料室や書庫で熱心に学んでいる様子を見たこともある。
あぁいう姿勢は決して嫌いではない。
俺が指示したこともすぐに実行するし、こちらの指摘にも嫌な顔一つしない。
ここでの学習をアイツが望んでいるからなんだろう。
アイツが集める資料には抜けも少ない。
随分と仕事がしやすいと、カス鮫が言っていたことがある。
確かにそうだろう。
分かってはいる。
だからといって、それで良しとできないだけで……。
標的８２‐３＊ボス補佐→←標的８２‐１＊もしも、夢主がVARIAのボス補佐だったら……？
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桜(プロフ) - 謙也LOVEさん» 互いに別の想いから夢主を大切に想っている二人ですから！ いつだってボスには惚れちゃいますね！ (2020年2月7日 18時) (
レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
謙也LOVE - このストーカーから主人公を守る話面白いですXANXUSとリボーンが揃って銃を構えて恐ろしいことをいうところが特にでも最後はXANXUSが助けたけどなんか惚れ直しちゃう (2020年2月6日 19時) (レス) id: 53026d57c3 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - イヴさん» 恋人シリーズが増えますね！ 了解しました。掲載までに時間がかかりますが、のんびり待っていただけるとありがたいです。どういう話になるのか今から作者もドキドキです！ 応援ありがとうございます！ 頑張ります！ (2018年2月23日 18時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
イヴ(プロフ) - どうも！リクエストよろしいですか？骸と雲雀さんの『もしも恋人』の続編と、新たにもしも炎真が恋人だったらを是非お願いします！！ささやかな願望ですがお願いしますm(__)m！そしてこれからも応援しています！！ (2018年2月22日 12時) (レス) id: 1c53e8f3ec (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 理玖さん» ありがとうございます！ 2つとも続編ですね。作者としてもどうなるか分からなくてドキドキですっ！ 楽しんでもらえるよう頑張ります！ (2018年2月15日 18時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜
| 作成日時：2018年1月20日 18時
