標的７９‐３＊色なし ページ48
デ「よっ。」
貴「ディーノさん。お久しぶりです。」
私にとっては兄のような存在である、ディーノさん。
ニッと笑みを見せる。
灰色の中でも、それは輝いているように見えるのだから不思議だ。
きっと、この人の人柄がそうさせているんだと思う。
ディーノさんと他愛ない話をしていると、周りが少しざわつき始めた。
ス「よぉ！」
べ「ciao♪」
貴「皆！」
『VARIA』の皆がやって来た。
だからざわついてたんだ。
ル「楽しんでる？ Aちゃん。」
貴「ほどほどに。」
レ「それが一番だな。」
マ「そうだね。」
皆相手は緊張することもないし、スッと言葉が出てくる。
皆と話してる時だけ、まるで色がついているかのように、心が嬉しさで満たされる。
今だけは、多色な世界。
貴「お久しぶりです。XANXUSさん。」
Ｘ「あぁ。くだらねぇカス相手はここまでにして、少し休め。」
貴「平気ですよ？」
ふにゃりと抓むように私の頬に触れる。
それに嬉しさが溢れる。
XANXUSさんは黒髪。それは何とか分かる。
皆が言うには、XANXUSさんの目は深紅の色らしい。
それが見えないのが、少し悲しい。
きっと綺麗だろうと思ってる。
私の目には、灰色にしか見えない……。
べ「A。目、疲れてね？」
貴「……………ちょっとだけ。」
Ｘ「休んどけ。」
嘘は見破られるから、小さな声で言う。
XANXUSさんがちらり睨むように、私の後ろにいる獄寺君を見る。
了承したような、でもどこか「やれやれ」って言いそうな顔を見せた獄寺君。
貴「………？」
XANXUSさん、ちょっとピリピリしてる……？
獄「十代目。少し向こうで休みましょう。」
貴「え……あ、うん。」
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桜(プロフ) - 謙也LOVEさん» 全てを原作通りの関係性にしちゃ面白くないし、夢主の個性が出ないと思ったので。楽しんでいただけて嬉しいです！ (2019年12月28日 18時) (
レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
謙也LOVE - まず原作ではあり得ないことですよね？まぁ原作は主人公が男の子だからしょうがないこの小説の主人公はツナの成り代わりで女の子だからXANXUSと恋人同士になったりVARIAや骸と仲良く友達になったりしてますね？読んでて面白いです (2019年12月26日 19時) (レス) id: 53026d57c3 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 謙也LOVEさん» そうですね。 書き始めた時からXANXUSにとっての唯一無二であるといいな思っているので、そうあれていると嬉しいです。 (2019年12月24日 18時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
謙也LOVE - なんだかこのXANXUS主人公がものすごく好きなんですよね？後ろから抱きついたりもう私もドキドキしちゃいますよ (2019年12月23日 18時) (レス) id: 53026d57c3 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 謙也LOVEさん» 作者も書いてて「あり？」ってなりましたｗ 最後はドタバタっていうのもまぁいいかなって思い直してやり切りました！ｗ (2019年12月22日 19時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜
| 作成日時：2017年11月26日 19時
