標的７４‐３＊助ける ページ25
《XANXUSside》
例の部屋に散乱していた書類。
偶々手に取ったそれに記されていたそれを見た瞬間、こうする方がいいだろうと結論を出した。
俺が掴んでいるガキ。
カス共のくだらねぇ実験において、時に額に死ぬ気の炎らしい炎を見せたという。
それが事実かは分からないが、ボンゴレとしては見過ごせないことだ。
ボンゴレの象徴ともいえる、死ぬ気の炎。
俺がテーブルに置いた書類は俺が見たもの。持ち帰った。
それを見たジジイも、驚いたようにガキを見る。
ザッ
Ｘ「！ おい。」
ジジイの視線にビクついたのか、俺の手を振り払い、俺の上着で身を隠そうとする。
人ので何してんだ、てめぇは。
それに最初は警戒してたくせに、随分慣れたじゃねぇか。あぁ？
小さな体を一層小さくしている。
九「驚かせてすまないね。」
恐る恐るというように顔を出し、そっとジジイを見ている。
実験されるとでも思っているんだろう。
俺たちにそれを思わず、ジジイにそれを思ってんのか？
マ「その子、14歳くらいらしいよ。」
べ「マジ？ こんなちっせぇのに？」
マ「ロクな環境じゃなかったからだろうさ。この資料はまとめに書かれたものみたいだね。ちゃんと日付が書かれてる。」
見た目では10歳にも見えない。
それで14歳だと？
動きや仕草は、それよりもずっと幼さを感じる。
ベルと2歳違いだとは思えねぇ。
ベルがガキの頬をつついている。
べ「ししっ。ちっせぇ、ガキ。」
貴「あぅ……うぅ……」
ベルの攻撃に怒ったのか、また人の上着に隠れた。
Ｘ「てめぇ………」
ひょいと顔を出し、じっと俺を見上げる。
Ｘ「人の上着に隠れんじゃねぇ。」
貴「？」
コテッと首を傾げる姿に、怒る気が削がれた。
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桜(プロフ) - 謙也LOVEさん» 全てを原作通りの関係性にしちゃ面白くないし、夢主の個性が出ないと思ったので。楽しんでいただけて嬉しいです！ (2019年12月28日 18時) (
レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
謙也LOVE - まず原作ではあり得ないことですよね？まぁ原作は主人公が男の子だからしょうがないこの小説の主人公はツナの成り代わりで女の子だからXANXUSと恋人同士になったりVARIAや骸と仲良く友達になったりしてますね？読んでて面白いです (2019年12月26日 19時) (レス) id: 53026d57c3 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 謙也LOVEさん» そうですね。 書き始めた時からXANXUSにとっての唯一無二であるといいな思っているので、そうあれていると嬉しいです。 (2019年12月24日 18時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
謙也LOVE - なんだかこのXANXUS主人公がものすごく好きなんですよね？後ろから抱きついたりもう私もドキドキしちゃいますよ (2019年12月23日 18時) (レス) id: 53026d57c3 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 謙也LOVEさん» 作者も書いてて「あり？」ってなりましたｗ 最後はドタバタっていうのもまぁいいかなって思い直してやり切りました！ｗ (2019年12月22日 19時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜
| 作成日時：2017年11月26日 19時
