標的７１‐２＊原作 ページ11
《XANXUSside》
仕事に区切りがつき、Aの元へ行くかとアジト内を歩いていた。
書庫に居るというのは事前に言っていた。
いつもより早くなる足取りで書庫に向かい、その扉を開けようと……
「んっ……！」
「チッ。動くな。」
「でもっ……！」
中から聞こえる声。
1つは俺の女のもの。
それとは別に、もう1人誰かが居る。
声からして男か……？
それが分かって、扉を開けようとしていた手が止まる。
「動くなっつってんだろうが。」
「もっ……んっ……！」
なぜか俺の女の声が途切れ途切れに聞こえる。
呼吸もままならないような、そんな声。
それに、改めて聞こえた男の声。
記憶を遡り、心当たりがあるのは………
『来れりゃまた来い。その時は攫ってやる。』
俺自身だ。
それもこことは違う、別の世界の俺の声。
なぜだと思うと同時に、なぜAがそんな声を出しているのかが分からない。
まさか、向こうの俺に何か…………。
会うたびにAを興味深そうに見ていた俺を思い出す。
あの口角を上げた笑みを思い出し、俺の中で怒りが湧き上がる。
バタンッ！
いつもより乱暴に開けた、書庫の扉。
それと同時に視界に入った光景。
貴「XANXUSさん！」
Ｘ(原)「あ？ あぁ、てめぇか。」
脚立に乗り背伸びをしているAと、その隣で数冊の本を持っている俺。
……………………。
Ｘ「何、してる。」
意識していないが、いつもより低い声が出た。
標的７１‐３＊原作→←標的７１‐１＊夢主とXANXUSと原作XANXUSと
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桜(プロフ) - 謙也LOVEさん» 全てを原作通りの関係性にしちゃ面白くないし、夢主の個性が出ないと思ったので。楽しんでいただけて嬉しいです！ (2019年12月28日 18時) (
レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
謙也LOVE - まず原作ではあり得ないことですよね？まぁ原作は主人公が男の子だからしょうがないこの小説の主人公はツナの成り代わりで女の子だからXANXUSと恋人同士になったりVARIAや骸と仲良く友達になったりしてますね？読んでて面白いです (2019年12月26日 19時) (レス) id: 53026d57c3 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 謙也LOVEさん» そうですね。 書き始めた時からXANXUSにとっての唯一無二であるといいな思っているので、そうあれていると嬉しいです。 (2019年12月24日 18時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
謙也LOVE - なんだかこのXANXUS主人公がものすごく好きなんですよね？後ろから抱きついたりもう私もドキドキしちゃいますよ (2019年12月23日 18時) (レス) id: 53026d57c3 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 謙也LOVEさん» 作者も書いてて「あり？」ってなりましたｗ 最後はドタバタっていうのもまぁいいかなって思い直してやり切りました！ｗ (2019年12月22日 19時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜
| 作成日時：2017年11月26日 19時
