標的８１８＊目指す ページ48
《獄寺side》
獄「タネ明かしの前にハッキリさせとくぜ。お前の言う十代目の案外ダメなとこってのは、全部知ってるに決まってんだろ。」
Ｓ「え……！」
どうやって知ったかは秘密だ。
不意打ちと言いオレの言葉といい、UMAが理解するには難しいかもな。
だがまぁ、この言葉くらい分かんだろ。
獄「でも、だからどーした？ そんなモン十代目のほんの一面にすぎねーよ。」
笑みも、時に見せる涙も、悲しそうな顔も……。
獄「オレが思う、十代目がボンゴレの十代目たるすげー所と、何らカンケ―ねーし。」
出会ってからずっと、十代目のボスとしてすげー所は沢山見てきた。
修行に励む姿も、仲間のために戦う姿も、守ろうとする背も……。
だが、それが全てじゃねー。
どんな奴にも、色んな面がある。
十代目だってそうだ。
リング争奪戦の頃「どうすればいいか分からない」と迷ってた。
未来に行ったばかりの頃は色んなことを抱えて苦しんでた。
「どうすればいい」と言いながら泣いた姿も新しい。
でもよ……。それも全て十代目だ。
十代目にどんな弱さがあっても、それはオレがボスとして思うすごい所とは関係ない。
十代目が迷うなら、苦しむなら、それをオレも一緒に分かち合う。
十代目の右腕だからな。
「どんな右腕を目指してる」と未来で聞かれた。
今もあの時も変わらねー。
オレはバッと駆け出す。
獄「確かにオレは十代目のために！ 十代目の右腕になるために戦っている！」
SHITT・Pの言う通りだ。
だが、自分が一番だと言ったその言葉の意味が分からねーわけじゃねー。
自分のためだと…。
オレは自分のためだとは言えねー。
オレは十代目のために戦ってんだ。
獄「だからこそ自分のことなんて、まだ好きになれねーんだ！」
Ｓ「まだ……？」
自分のためじゃねーこれを、お前は弱いつったけどよ。
獄「それは弱さじゃねーぜ。」
十代目のために………。
だがオレは十代目がどういうお方か知ってる。
それを今のオレが受け入れるのは、ほんのちっと躊躇いもある。
でもいつか、それを乗り越えてみせる。
獄「オレの目指すボスの右腕ってのは、今の自分より、遥か高みにあるからな！」
声を大に言う。
それが、オレの目指す先だ――――！
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桜(プロフ) - 猫髪さん» 大きく成長してる獄寺君ですね。カッコいいです！ これからも頑張ります！ (2017年11月3日 17時) (
レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
猫髪 - ごっきゅんカッコイイネ！ス「かっこよくてもその呼び方なんだなぁ」おぉ 久しぶりスク 今日を合わせて3連休よ ス「面倒な宿題あるけどなぁ」そうなんだよ 作品展でつくるななんか設計図的ななんかよ 面倒だね これからも頑張ってください！ (2017年11月3日 14時) (レス) id: ca78c9dada (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - わんセグさん» なんでなんでしょうね？ｗ 原作でも思いましたけど……。 (2017年11月1日 18時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
わんセグ - しとぴっちゃん怖いです。なんでそんなに詳しいのか。しかも幼少の頃も知ってるって・・・。一瞬ゾワッとしました。更新楽しみに待ってます。 (2017年11月1日 18時) (レス) id: 516a837241 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 猫髪さん» これからは色々ありますね。ありがとございます。気を付けます！ (2017年10月29日 18時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜
| 作成日時：2017年9月15日 17時
