標的７８７＊打ち明けて ページ15
《獄寺side》
震えてる言葉と体。
オレらより十代目が苦しんでることぐれぇ分かってる。
なのに、十代目はオレたちを想う言葉ばかり。
これじゃ、ダメなんだ。
十代目の右腕としても、ダチ…と、しても。
泣いて悲しむ姿を、遠慮なく見せられるような、そういう間柄じゃねーと。
本当の意味で、十代目を支えることはできねぇ。
だから――
獄「オレは……オレらは、十代目の仲間です。リボーンさんも、芝生も、アホ牛も、山本も、髑髏や骸、ヒバリ、ここに居る『VARIA』も。」
十代目は、ホントに多くの奴らと繋がりを持ってる。
どんな奴らにも笑顔を見せて、傷つける相手には容赦しない。
どんな時でも、ダチや仲間が第一。
そういうお方だからこそ、オレはついてきた。
十代目はオレの誇りで、オレが生涯をかけてついて行くお方だと決めている。
だからこそ、何でも打ち明け合えるような、そういう関係でありてーと思う。
未来で、そういう気持ちに気づいた。
そう思った自分にも驚いた。
獄「いいんっス！ 辛いって苦しいって言って！」
貴「……っ！」
獄「1人で背負い込んで！ 抱えて！ 耐えようとしないでください！」
言ってほしい。
十代目の想いも、考えも、心の内も、すべて。
言わなくても伝わる……なんつーことは、ない。
聞かなきゃ、ホントのことは分かんねぇ。
分かってることだけで判断できるほど、簡単じゃねぇと思ってる。
だんだんと目に見えて分かるほど震えだす十代目。
俯いて表情は見えない。、
ぽたっ……
溢れた雫が、スーツを濡らす。
貴「…ぃよ……いたくて……つらくて…」
獄「はい。」
貴「でもっ！ わたしがっ……よわきじゃダメだからっ……！」
獄「そんなことないっス。オレらが居るんスから。誰だって弱気にぐらいなります。」
貴「でもっ……でもっ！」
いつも戦って、オレらの先頭に立つ十代目。
その大きく見える背を、隣にある凛々しい横顔を見てきた。
だから、
貴「っ……ヒック……どっ……すれば…いいのっ……！」
泣いて、弱気で、小さな十代目を初めて見る。
これも十代目の一面なんだ。
いや、本当はこれが“本当”の十代目なのかもしれねぇ……。
もしそうなら、
獄「大丈夫っス。オレらがいます。一緒に考えましょう、十代目！」
1人で背負わせないよう分かち合い、一緒にをどうするか考えるのが、オレの役目だ。
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桜(プロフ) - 猫髪さん» 大きく成長してる獄寺君ですね。カッコいいです！ これからも頑張ります！ (2017年11月3日 17時) (
レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
猫髪 - ごっきゅんカッコイイネ！ス「かっこよくてもその呼び方なんだなぁ」おぉ 久しぶりスク 今日を合わせて3連休よ ス「面倒な宿題あるけどなぁ」そうなんだよ 作品展でつくるななんか設計図的ななんかよ 面倒だね これからも頑張ってください！ (2017年11月3日 14時) (レス) id: ca78c9dada (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - わんセグさん» なんでなんでしょうね？ｗ 原作でも思いましたけど……。 (2017年11月1日 18時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
わんセグ - しとぴっちゃん怖いです。なんでそんなに詳しいのか。しかも幼少の頃も知ってるって・・・。一瞬ゾワッとしました。更新楽しみに待ってます。 (2017年11月1日 18時) (レス) id: 516a837241 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 猫髪さん» これからは色々ありますね。ありがとございます。気を付けます！ (2017年10月29日 18時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜
| 作成日時：2017年9月15日 17時
