標的５０‐４＊続・泣き虫で人見知り ページ7
《XANXUSside》
貴「お兄ちゃんっ！」
今にも泣きそうな声が耳に届いた。
まだ、そう呼ぶのか……。
そう思いながら顔を上げれば俺に向かって駆けて来るA。
死ぬ気が解け、潤んだ瞳からは涙が零れそうだ。
慌てたようにオロオロとして、ゆっくりと俺の前に座る。
貴「もう、いいよね……？ 終わりで。」
Ｘ「…………まだ、戦うと言ったら？」
じっとAを見て、嘘ではないと伝えるように、まっすぐに見て言う。
逸らさない、Aの目。
貴「嘘。だってお兄ちゃん、戦ってても変だったもん……。」
「本当にボスになるため……？」そう俺に問うA。
あぁ、バレていたのか……。
一番知られてはいけない相手にバレていたことに、自嘲的に笑う。
Ｘ「あぁ……。終わりだ。」
チェルベッロに俺の棄権を伝え、この勝負はAの勝利で終わった。
これで、Aはこちら側の人間になった。
本当は、それもさせたくはなかった。
貴「ごめん……。ごめんなさい。」
ボロボロと涙を流しながら、俺の凍った両の手に触れる。
Ｘ「冷えるだろ。やめろ……。」
貴「やっ……。」
知らぬ間に、言うことを聞かない女に育ったらしい。
それを知ってどうしてか笑みが浮かぶ。
べ/マ「ボス！」
獄「十代目！」
山「A！」
こちらへ駆けて来るそれぞれ。
互いに警戒しているが、戦いの終わりは告げられている。
マ「ボス。これ。」
マーモンとベルが揃えて守護者にリング。
大空のリングは、Aが俺のリングと合わせる。
ボウッ！
7色の炎が凍った俺の手を溶かしていく。
感覚を戻すように数度開閉する。
Ｘ「A。」
大空のリングはAに渡す。
生きていたカス鮫や跳ね馬が加わり、周りに人が増える。
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桜(プロフ) - 猫髪さん» それは大変ですね……。隣に立っても恥ずかしくないくらいってことにしておきましょうｗ これからも頑張ります！ (2017年10月8日 19時) (
レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
猫髪 - 夢主ちゃん…1つ言っておくよ…XANXUSと同じ所に立つと言うのなら スクちゃんに『此奴には勝てない…』と思われるまで無理だと思うけど夢主ちゃんならいけると思うよ！ス「どっちだよ」やぁスクちゃん これからも頑張ってください！ (2017年10月8日 19時) (レス) id: ca78c9dada (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - わんセグさん» これまた意外な人ですね……。ボスが怒りそうですｗ 検討してみます。リクエストありがとうございます！ (2017年10月6日 19時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
わんセグ - 白蘭と夢主の入れ替わりはどうですか？ (2017年10月6日 18時) (レス) id: 597c6ec342 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - ファイアリーさん» 夢主を交え、3人の話を考えてみますね。上手く書けるかな……？ リクエストありがとうございます。頑張ってみます！ (2017年10月6日 17時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜
| 作成日時：2017年8月22日 17時
