標的５０‐１＊続・もしも夢主が泣き虫で人見知りだったら……？ ページ4
【続・もしも夢主が泣き虫で人見知りだったら……？】
《XANXUSside》
眼下の光景。
眉間に皺を寄せる者。殺気を向ける者。驚きを顕にする者。
そして……見知らぬ相手に微かにビクつく者。
昔と変わらない人見知りに、どこか懐かしさを覚えた。
＊
ボンゴレの後継を決めるため、ここ――日本まで足を運んだ。
真実を知ったあの日。怒りと憎しみが俺の中を駆け巡り、『ゆりかご』と呼ばれるクーデターを起こした。
目が覚めたのは一月ほど前。八年間も眠っていた。
ボンゴレの血が流れていなければ、後継にはなれない。
そして、それはもう、十年前に会ったあのガキだけ。
眠りから覚め、考えた。
そして、決めた。
家光やチェルベッロという奴らが話を進めている。
同じリングを持つ者同士で勝負をするらしい。
明日の夜が始まり。
チェルベッロは必要事項だけを言い去っていく。
Ｘ「……………………。」
若干の息苦しさを感じ、俺も背を向ける。
これ以上、Aの顔を見られなかった。
貴「待って！ お兄ちゃんだよね！？」
Ｘ「！」
耳に届いたのは、ガキの頃の無邪気なものでなく、少し高い音。
レ「何を言っているのだ。」
べ「知るわけねーじゃん。」
あぁそうだ。ここではっきりと分からせておく方がいい。
そう決めて振り返り、Aを見る。
腰まで伸びた髪。あの頃から変わらない目。
ガキらしさが抜け、少しは大人びているように見える。
Ｘ「あの頃と今を、同じだと思うな。ドカス。」
貴「……っ！」
Ｘ「テメェに残されてるのは、俺に倒されるか、俺を倒すか。そのどちらかだけだ。」
目を見開くA。
自分でも冷たく、突き放しているだろうと思う。
だが、そうでなければならない。
それ以上を言うことなく、俺はその場を去った。
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桜(プロフ) - 猫髪さん» それは大変ですね……。隣に立っても恥ずかしくないくらいってことにしておきましょうｗ これからも頑張ります！ (2017年10月8日 19時) (
レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
猫髪 - 夢主ちゃん…1つ言っておくよ…XANXUSと同じ所に立つと言うのなら スクちゃんに『此奴には勝てない…』と思われるまで無理だと思うけど夢主ちゃんならいけると思うよ！ス「どっちだよ」やぁスクちゃん これからも頑張ってください！ (2017年10月8日 19時) (レス) id: ca78c9dada (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - わんセグさん» これまた意外な人ですね……。ボスが怒りそうですｗ 検討してみます。リクエストありがとうございます！ (2017年10月6日 19時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
わんセグ - 白蘭と夢主の入れ替わりはどうですか？ (2017年10月6日 18時) (レス) id: 597c6ec342 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - ファイアリーさん» 夢主を交え、3人の話を考えてみますね。上手く書けるかな……？ リクエストありがとうございます。頑張ってみます！ (2017年10月6日 17時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜
| 作成日時：2017年8月22日 17時
