標的５４‐１＊お嬢様と執事の物語 ページ26
【お嬢様と執事の物語】
我が家には少し変わった、世間一般で「え……？」と思われる執事がいます。
どんな人なのって？
えっとね、もうすぐ………
がちゃ
あ、来た。
ノックなしに部屋に入って来た、黒髪に深紅の瞳、頬に傷のある男の人。
そう。
彼こそが、私の執事。XANXUS。
Ｘ「A。」
小さい頃からずっと傍に居てくれる、とても大切な執事なのです。
貴「おはよう、XANXUS。」
Ｘ「あぁ。飯だ。」
貴「うん。すぐ行く。」
パパッと机の上を片づけて部屋を出る。
その間XANXUSは待っててくれる。だから急ぐ。
屋敷の中を歩いて、ある部屋に入る。
長いテーブル。もう座ってるお母さん。
奈「おはよう、A。」
貴「おはよう、お母さん。」
XANXUSが椅子を引いてくれるから、それに座る。
すぐに運ばれて来た食事に手をつける。
我が家は、ひいひいひいおじいちゃんが創り上げた世界有数の財閥一家、ボンゴレ。
現当主はティモッテオ。私にとってはおじいちゃんと呼べる人。
そして、同じようにひいひいひいおじいちゃんの血を継ぎ、当主を支えているお父さん。
今じゃ大きな仕事も1人でバリバリにこなしてるし、当主からの信頼も厚い。
でも日に一度は必ず顔を見に来てくれる。ほんの数分だけでも。それが嬉しい。
他の財閥グループでも、当主とお父さんは有名。
当主とお父さんは親戚であり良き友人。
後継がいない当主は、後継に私を指名した。
荷が重い……。
お父さんに代わり、家の使用人やメイドさんたちを束ねてるのが、お母さん。
………………たまに天然発想が出て、彼らに助けを求められる。
我が家は大きな家だけど、決してギスギスすることはない。
皆が家族。
Ｘ「さっさと食え、遅刻する。」
貴「ちょっと待って！」
執事とは思えない言葉で、私を追い立てるXANXUS。
私が小さい頃からこの家にいる、私の執事。
子供の頃は怒られたり、遊んでくれたり……。ずっと傍に居てくれてる。
XANXUSのこういう態度は、屋敷の皆も知ってるし、「変えろ」とも言わない。
私がXANXUSと話していると、皆はいつも微笑ましそうな顔を見せる。
何でだろ？
朝食を終えて、席を立つ。
貴「いってきます！」
奈「いってらっしゃい。」
「いってらっしゃいませ。」
XANXUSが用意した車に乗り込んで、学校に向かった。
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桜(プロフ) - 猫髪さん» それは大変ですね……。隣に立っても恥ずかしくないくらいってことにしておきましょうｗ これからも頑張ります！ (2017年10月8日 19時) (
レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
猫髪 - 夢主ちゃん…1つ言っておくよ…XANXUSと同じ所に立つと言うのなら スクちゃんに『此奴には勝てない…』と思われるまで無理だと思うけど夢主ちゃんならいけると思うよ！ス「どっちだよ」やぁスクちゃん これからも頑張ってください！ (2017年10月8日 19時) (レス) id: ca78c9dada (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - わんセグさん» これまた意外な人ですね……。ボスが怒りそうですｗ 検討してみます。リクエストありがとうございます！ (2017年10月6日 19時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
わんセグ - 白蘭と夢主の入れ替わりはどうですか？ (2017年10月6日 18時) (レス) id: 597c6ec342 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - ファイアリーさん» 夢主を交え、3人の話を考えてみますね。上手く書けるかな……？ リクエストありがとうございます。頑張ってみます！ (2017年10月6日 17時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜
| 作成日時：2017年8月22日 17時
