標的４４-２＊美女と野獣 ページ5
《XANXUSside》
俺の眠りを妨げるかのように、城が騒がしくなる。
何だ……？
他の奴らは何をしている。
そう思いながら部屋を出た。
「だーかーら、バレちまったんだから仕方ねーじゃん。」
「何が仕方ないというのだ！」
「るっせぇぞ、てめぇら！」
カス共の騒ぐ声に苛立ちが募る。
エントランス上から下を覗き見る。
Ｘ「………？」
苛立ちを一瞬忘れるような光景が下にあった。
蝋燭やナイフが喋っているが、あれはいい。
それよりのそこに居る、茶色い髪の女。
見たことがない。侵入者か……？
カッ消せば済むだろう。
マ「君、悪いけどボスに判断仰ぐからここに居て。」
「ごめんなさいね〜。」
カス共の言葉に慌てふためいている。
あぁ、女だからカス共はカッ消していないのか……。
「いえ！ ただ森で迷っただけで、道を教えてくれれば……！」
家財道具が喋っていることに何の反応もない。
いや、驚いた後か……。
この森はマーモンの力で覆われていて、辿り着くことは難しい。その中を来たのか……？
階段を下り、柱の陰に身を潜める。
Ｘ「何してる。」
「ボス！」
マ「ちょうどいいね。ボス、この子迷い込んじゃったんだ。どうしようか？」
どうするも何も、てめぇらの姿見られてる時点で問題だろうが。
ちらりと見れば、俺の居場所が分からずキョロキョロしている女。
随分間抜けな顔だ。
Ｘ「見られた以上、帰すわけにはいかねぇ。」
「えっ………！」
Ｘ「てめぇにはこの城に居てもらう。拒否権はねぇ。」
「そんなっ……！」
逃げ出そうとするなら殺しても構わない。
それにマーモンの力が覆うこの城周囲は、中は入ったら俺かマーモンの許可なしには出ることはできない。
そう言えば見る見るうちに顔色が悪くなる。
あぁそうだ。思いついた。
この女が一刻でも俺を好ましく思い俺もそう思っていると演じれば、呪いを解くことができるかもしれない。
あぁ、それでいい。そうするか…。
そう考え、女を見る。
明らかに混乱を見せる表情。
……………………。
絶望しているように見えないところが、この女の変わったところなのかもしれない。
ふとそんなことを思った。
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桜(プロフ) - マコさん» 帰って来れなくなりますｗ これからも頑張ります！ (2017年8月22日 15時) (
レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
マコ(プロフ) - もうやばい彼処はheavenだよス「ヴォォイそのまま帰ってくんなぁ」えぇ前回の可愛いスクちゃん帰ってきてぇス「////うるせぇ忘れろぉ」いやだぁっと言うことこれからも更新頑張って下さいね (2017年8月21日 19時) (レス) id: d74bc02f5c (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - マコさん» 子供だと皆可愛いですね〜ｗ スクも可愛いですよ。これからも頑張ります！ (2017年8月21日 18時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 猫髪さん» 子供な皆ですねｗ 雲雀はきっとこれから孤高の浮雲に育っていきます。スクも叫ぶでしょうねｗ これからも頑張ります！ (2017年8月21日 18時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
マコ(プロフ) - 山本獄寺可愛いなぁス「……ッチ」スクちゃんどうしたのス「なんでもねぇ」……(ナデナデス「なっ////何しやがる」スクちゃんが可愛いかったのでついス「……今回だけだぁ////」可愛いわぁっと言う事でこれからも(ナデナデス「更新頑張れぇ////」 (2017年8月20日 20時) (レス) id: d74bc02f5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜
| 作成日時：2017年7月4日 18時
