標的６９６＊一般人 ページ16
《XANXUSside》
俺の腕の中にある、小さな温もり。
もう離さねぇ。
絶対に。
座り込んだAを支えるように横向きに抱き、『VARIA』に視線を送れば、すでに真六弔花の男を捕えられるよう控えている。
仕事が早くて助かる。
貴「XANXUSさん………。」
ふと呼ぶ声に視線を向ければ、その不安そうな視線を男へ向ける。
お前は………。
本当に、自分より誰かだな……。
たとえそれが敵であっても――
軽く頬を引っ張る。
貴「ぅ……」
Ｘ「俺たちに任せろ。」
離せば、頬に手を当てる。
アイツは尋問することになるだろう。
お前は、知らなくいい。
ゆっくりと頷いたA。
フ「そーですよ。ミーたちに任せてくださーい。」
貴「うん……。」
Aの周りに集まっている全員が、Aを見ている。
お前には、これだけの味方がいる。
俺がいる。
入「Aさん。」
貴「入江さん………。」
松葉杖を突きながらこちらへ歩いて来る男。
入江正一か……。
俺を見て、一瞬身を強張らせる。
コイツもボンゴレに連れて行くことになるだろうが、Aと色々画策していたようだからな。
それを聞きだすだけで済むだろう。
入「お疲れ様。」
貴「入江さんも、ありがとうございました。」
話ながらも暗い表情のA。
それも、そうか……。
失ったものがあるのだから。
貴「入江さんは、これから………？」
入「この時代のAさんに協力するつもりだよ。彼らのこともあるしね……。」
そう言いながら、メイクの濃い男に視線を向ける。
その顔が妙に険しく見える。
バ「どうかしたんですか？」
獄「まだなんかあんのかよ。」
入「ううん！ そうじゃないよ。ただ……………彼らは元々、一般人だ。」
誰もがその言葉に息を吞んだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 924人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「リボーン」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
桜(プロフ) - マコさん» アーデルは家庭的ですからねｗ スク大変です……。 (2017年7月30日 18時) (
レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 猫髪さん» さぁ出てくるでしょうか？ｗ ワクワクしながらお待ちください！ わお！ボスが来るなんて。こりゃ死ぬ気になって頑張るしかないですね！ (2017年7月30日 18時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
マコ(プロフ) - シモンのオキャン登場だぜ隊3「はいご紹介いたしますヴァリアーのオキャンスクアーロです」何故に捕まっとる隊1「山本を餌に釣りました」隊3「武感謝する」山「俺何もしてなス「ヴォォォイ放せぇぇ」諦めろスクアホ達からは逃げられん これからも更新頑張って下さいね (2017年7月29日 21時) (レス) id: d74bc02f5c (このIDを非表示/違反報告)
猫髪 - さぁさぁ継承式でXANXUS出てくる！？スク出てくる！？ノーノ X,私「いらねぇ/ねぇ！！」わぁ！ボス！！お久しぶりですね！！X「ハイテンションだな」何時もです！！お気になさらずに！！ボスに は何故ここに？X「カス鮫を回収しに」は、はぁ X「ふん これからも頑張れ」 (2017年7月29日 18時) (レス) id: ca78c9dada (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - マコさん» 獄寺にとってはUMAですからｗ ちゃんと観察続けてます！ｗ (2017年7月29日 17時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：桜
| 作成日時：2017年6月15日 18時
