標的１２-９＊続続・原作 ページ10
《沢田綱吉side》
貴「皆楽しそう。」
綱「もうヒヤヒヤだよ……。」
貴「ふふっ」
オレの隣で笑顔なAちゃん。
オレたちの間で、手を頭の後ろで組んで寝転んでるリボーン。
オレたちからちょっと離れた所で、XANXUSが寝転んでる。
…………ホントに、オレが知るXANXUSとは違う。
って、そんなにXANXUSのこと知ってるわけじゃないけど…。
綱「あ、あのさ……Aちゃん。」
貴「ん？」
綱「今度会ったら聞きたいなって思ってたことがあるんだけど……。」
首を傾げるAちゃんの顔を、ちょっとだけどオレンジの光が照らし出す。
綱「その…Aちゃんはボスのこと…どう思ってるのかなぁ……って…」
貴「ボスのこと？」
綱「うん……。オレはなりたくないって、ずっと言ってるんだけど…。」
Aちゃんが顎に手を当てて考えだす。
リ「ボスになりたくねーのか？」
綱「なりたくないよ！？ 絶対嫌だし！」
リ「とんだダメダメ野郎だな。」
綱「言われたくないよ！」
どこでもダメダメ呼ばわりか……。
それに思わず項垂れる。
リ「少なくとも、Aは無理だなんて言わねーぞ。」
綱「えぇ！？」
思わずバッとAちゃんを見れば、頬を掻きながら苦笑気味にオレを見る。
貴「私もリボーンが来た頃は、無理って言ったよ。」
綱「来た頃はって……。今は？」
微笑みを浮かべたAちゃんが前を向く。
心地良く感じる風が、Aちゃんの髪を揺らす。
貴「今だって、ボスになりたいわけじゃないよ？ でも、ボンゴレのことをちゃんと知って決めようって思ってる。」
綱「……………………。」
やっぱり、すごいや……。
俺たちの間で、リボーンが微かに口角を上げた。
綱「どうして、そう思えたの？」
オレの問いに、AちゃんはちらりとXANXUSを見た。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 289人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
桜(プロフ) - かんなさん» ありがとうございます！ (2017年2月24日 17時) (
レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
かんな(プロフ) - はい！こちらこそよろしくお願いします！これからも頑張って下さい！ (2017年2月23日 19時) (レス) id: 5565f7608f (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - かんなさん» そうですねｗ これからもよろしくお願いします！ (2017年2月23日 17時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
かんな(プロフ) - あっ、物凄い勢いで入って来そうです笑 (2017年2月22日 18時) (レス) id: 5565f7608f (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - マコさん» 旦那が突撃してきそうですｗ お兄ちゃんですね。 これからもよろしくお願いします！ ところでリクエストいただいた「兄妹愛」、義兄妹設定でもよろしいですか？ ハッピーエンドにさせたくて…。 (2017年2月22日 17時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：桜
| 作成日時：2017年1月9日 19時
