標的１５-２＊十年後XANXUS ページ29
《XANXUSside》
べ「もう平気なの？」
貴「うん。擦り傷とか打撲ばっかりだったし。」
レ「相変わらずだな。」
マ「ムッ……。今回は手を貸してあげられなかったね。」
貴「気にしないで。帰って来てくれただけで、すごく嬉しいから……！」
カス共と話しているA。
もう平気そうだ。それに息を吐く。
戦闘中は気が気でなかった。
貴「スクアーロさんも大丈夫なんですか？」
ス「なんてことねぇから気にすんなぁ。」
フ「毎回死線を潜り抜けてきたような出で立ちですよねー。マシに戦えないんですかー？」
ル「ほんとねぇ〜。晴の炎じゃ治せないんだから、気をつけなさいよ。」
貴「え？ 治せないってどうして？」
カス鮫は願掛けで髪を伸ばしている。
俺の野望が叶うまで……だと。
それが叶うことはもうないが、カス鮫は一度決めたそれを当然のように守っている。
この十年でも、その髪に鋏が入ったことはない。
俺がそれを言った時にも、当然のように「切らない」と答えを返して来たくらいだ。
貴「そうなんだ……。尊敬します！」
ス「う゛ぉっ！？」
べ「やめとけってA。」
フ「頭が鮫になっちゃいますよー。」
いつものように騒ぎ出したカス共。
Aは慌てたように手を彷徨わせ、それでも堪えきれず笑い出した。
その顔に言い表せな安堵を覚える。
べ「んじゃ、オレらは他の奴ら見てくっから。」
ス「過去に帰る前にあのカスガキの根性叩きなおしてやりてぇぜぇ゛……。」
マ「金にもならないことよくやるね。」
フ「それじゃAさん。また後でー。」
レ「ゆっくり休むのだぞ。」
ル「ゆっくりしててね。」
カス共が出て行けば、俺とAだけが部屋に残る。
貴「騒がしくしちゃいましたか？」
Ｘ「いや。」
椅子からソファーに座りなおし、隣にAを座らせる。
少し緊張しているように固い。
それにどうして苦笑する。
貴「XANXUSさん。その……今回はありがとうございました。」
Ｘ「気にすんな。当然のことだ。」
スッとその髪を一房手に取る。
俺自身の癖になっている。
Aが傍に居る時には、いつもこうしている。
標的１５-３＊十年後XANXUS→←標的１５-１＊十年後XANXUSと……（本編の世界観で未来編最終決戦後になってます。）
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桜(プロフ) - かんなさん» ありがとうございます！ (2017年2月24日 17時) (
レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
かんな(プロフ) - はい！こちらこそよろしくお願いします！これからも頑張って下さい！ (2017年2月23日 19時) (レス) id: 5565f7608f (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - かんなさん» そうですねｗ これからもよろしくお願いします！ (2017年2月23日 17時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
かんな(プロフ) - あっ、物凄い勢いで入って来そうです笑 (2017年2月22日 18時) (レス) id: 5565f7608f (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - マコさん» 旦那が突撃してきそうですｗ お兄ちゃんですね。 これからもよろしくお願いします！ ところでリクエストいただいた「兄妹愛」、義兄妹設定でもよろしいですか？ ハッピーエンドにさせたくて…。 (2017年2月22日 17時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜
| 作成日時：2017年1月9日 19時
