標的１４‐１＊過去の子供XANXUSと夢主の出会い ページ23
【過去の子供XANXUSと夢主の出会い】
リ「なぁ、A。」
貴「ん？ なに？」
休みの日。
今日は特に予定もなく、XANXUSさんへの手紙の返事を書いてる。
…………イタリア語の練習を兼ねてイタリア語で書いてるから、時間がかかる。
XANXUSさんに添削してもらってる。
XANXUSさんからの手紙もイタリア語で書かれてるから、訳すのが大変…。
会った時には発音の練習もしてくれる。
頭の後ろで手を組んで窓の縁に腰掛けてるリボーン。
その目は外を見てる。
リ「ガキの頃のXANXUSに会ってみてぇと思わねーか？」
貴「ん？」
ペンを持つ手が止まった。
子供の頃の、XANXUSさん……？
思わずリボーンに目を向ければ、同じように私を見る。
リ「ボヴィーノが面白ぇーバズーカ作ってな。試しに撃たれてみねーか？」
貴「なにをサラッと言ってるの！？」
撃たれてみろって……。
なんでもボヴィーノファミリーが2時間だけ過去に行けるバズーカを作ったらしい。
…………すごいモノ作ったね…。さすが科学力の飛び抜けたファミリー。
リ「つっても、過去に戻って余計なことしちまえば、そこからの未来も変わるんだけどな。」
貴「それって私が行って何かしちゃうとこの未来がないってことだよね！？」
またサラッと言いすぎ！
敵の弱みを知るのにはいいのかもしれないけど……。
そのうち悪用されそうだ…。
リ「一応死ぬ気丸とグローブは持ってけよ。何があるか分かんねーからな。」
貴「行かせる気満々！？」
いつの間にか手に持ってるバズーカ。
それの調子を確かめてるのか、カチャカチャと音が鳴る。
…………………。
拒否権はないみたい…。
子供の頃のXANXUSさんを見たくないわけじゃないけど…。
いいのかなぁ……。
カチャ………
貴「うぅ……」
向けられたバズーカに、思わず後ずさる。
リ「安心しろ。故障はしてねぇし、ちゃんとXANXUSがいるはずの場所に送るからな。」
貴「いやそうじゃなく………もういいよ！」
私がぎゅと目を瞑ると……
ボフンッ！
急に足元が浮いて、どこかに飛ばされた。
貴「あたっ………」
目を開けたそこは、暗い路地だった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 289人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
桜(プロフ) - かんなさん» ありがとうございます！ (2017年2月24日 17時) (
レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
かんな(プロフ) - はい！こちらこそよろしくお願いします！これからも頑張って下さい！ (2017年2月23日 19時) (レス) id: 5565f7608f (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - かんなさん» そうですねｗ これからもよろしくお願いします！ (2017年2月23日 17時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
かんな(プロフ) - あっ、物凄い勢いで入って来そうです笑 (2017年2月22日 18時) (レス) id: 5565f7608f (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - マコさん» 旦那が突撃してきそうですｗ お兄ちゃんですね。 これからもよろしくお願いします！ ところでリクエストいただいた「兄妹愛」、義兄妹設定でもよろしいですか？ ハッピーエンドにさせたくて…。 (2017年2月22日 17時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：桜
| 作成日時：2017年1月9日 19時
