標的５０６＊X BURNER ページ10
コンタクトは正常に作動してる。
これなら問題はない。
ここまでに時間を取られた。
終わらせて、皆の所に戻る……！
『X BURNER』を撃つための合図。
貴「オペレーション、X。」
《了解シマシタ、ボス。》
ヘッドフォンからの声。
ちゃんと連動してる。
ボウゥッ！
空中で右手を後ろに炎を逆放射する。
これで支える。
左手に炎を切り替える。
ア「マッスルスクラムだよ！」
アイリスの言葉で、死茎隊が壁を作る。
避けないつもり……？
リ「受けて立つ気か………」
ゴオォォッッ………
炎圧を上げる。
ヘッドフォンから聞こえる声が炎圧の上昇を告げていく。
今まで取れなかったバランスも、視界のバーで分かる。
全力で、撃つ。
左右の炎圧は、20万FV。
《ゲージシンメトリー！ 発射スタンバイ！》
これで撃てる……！
両手に力を込め、左手を構える。
貴「はあぁぁっっ！！」
『X BURNER』
ドゴオォッッッ！！
勢いよく放たれたオレンジの炎。
左右のバランスのおかげで体がぶれることはない。
安定してる。
消えていく死茎隊。
前を貫き続ける炎。
衝撃に巻きこまれ崩れて行く周囲。
オレンジに染まる視界が、少しすれば灰色に変わる。
終わった。
あちこちから煙が上がってる。
この研究室は瓦礫だらけ。
不自由ない大きさの研究室だったけど、大部屋に早変わり。
ピーッ……ガガ……ッ…
貴「？」
音？
まだ何か残ってる…？
その音のする方に足を進める。
《ジンジャー！ アイリス！》
聞こえる声は、通信機からみたい。
近くにあるのは、人形。
ジンジャー。
死茎隊らしきものはあるけれど、アイリスの姿は見えない。
逃げた……？
《……あまり期待はできないが……もし無事なら応答してくれ。》
その通信機を持つ。
応答を求める口調。
2人に指示を送っていた人物なら、考えられるのは………。
貴「入江正一。」
《！！》
通信機越しでも驚いてるのが分かる。
貴「あなたが、私たちを過去から連れてきたのは分かってる。」
入《沢田Aか！》
ちゃんとした話は後でする。
ちゃんと会って。
貴「どこにいる？ 研究室と白くて丸い装置はどこ？」
バチッ……
壊れた……。
本当は“私”のことも聞きたかったけど。
会った時でも十分。
死ぬ気状態がとけた私は、すぐにスパナさんの元に戻って手当をした。
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桜(プロフ) - マコさん» べスターカッコイイですね！ 2人にだけはゴロゴロ喉鳴らしてそうですｗ これからもよろしくお願いします！ (2017年2月12日 18時) (
レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
マコ(プロフ) - ベスターかっこいいまさしく王様だねザンザス君似でマジ2人の事愛してるねぇー大好きだわwっと言う事でこれからも更新頑張って下さいね(*≧∀≦*) (2017年2月11日 23時) (レス) id: e75afa03b9 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - faiさん» こんなふうに育ってくれるといいですね。これからも頑張ります！ (2017年2月11日 17時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
fai - 栗ボスめっさいい子やん子供作るならこんな子に育てたいな 更新頑張って下さいっ！ (2017年2月10日 20時) (レス) id: 77a8d57a5d (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - マコさん» 口にするだけって簡単かもしれないけど、その実すごく勇気が欲しいですよね。栗ボスには精一杯頑張ってほしかった。 これからもよろしくお願いします！ (2017年2月10日 18時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜
| 作成日時：2017年1月1日 18時
