標的５３１＊ペリカン ページ36
《ベルフェゴールside》
紅蓮の炎《フィアンマ・スカルラッタ》
フ「嵐ミンクに体毛を擦り付けられた物体は、摩擦によって嵐属性の炎を発火し、分解しつくされるのだ。」
フランがメモを見ながら言う。
ミンクの技の解説。
ミンクは尻尾が嵐の炎で包まれてる。
フ「………命令通りに解説しました。」
べ「ごくろ♪」
忘れずにちゃんとやってんじゃん。
んま、オレのこの技は今フランが解説した通り。
嵐属性の炎の特性は『分解』
触れた時点でアウト。
目の前は真っ赤な炎で燃えてる。
べ「よく燃えてんなー。」
フ「環境破壊とか考えたことありますー？」
あ？ 炎の特性だし。
別に環境破壊が目的じゃねーし。
ザバァ
………………ん？
降ってきた青い炎がミンクの炎を鎮めていく。
…………雨属性？
鎮静か…………。
バサッ
べ「雨属性のペリカン？」
オレらを見下ろすように出てきたペリカン。
誰のだよ。敵か……？
ミンクが匣に戻る。
それと同時に、頭上に現れた人。
？「お久しぶりです、ベル様。」
べ「ん？」
様………？
見えたのはゴツイ執事姿の男。
？「私のことを覚えてらっしゃいますか？」
べ「…………誰だっけ？」
様って言うってことは、オレが王子だって知ってるってことか？
自慢じゃねーけど、他人に関心なんてなかったし。
いちいち覚えてねーや。
？「ベル様が幼少の頃に、あなたの家で執事をさせていただいた者です。」
執事………？
何人いたっけ……？
べ「そーいやいたかもなー。」
執事なんていちいち覚えてない。
まぁ、あの屋敷で覚えてる奴なんていねーけど。
オ「オルゲルトです。」
だからいちいち覚えてねーって。
あー、命乞い？
べ「ムリだぜ。オレ執事とかいらねーし。」
オ「滅相もございません。私は、いずれ王となる王子にしか仕えません。」
王となる？
王子？
べ「？ それってオレじゃん。」
オレの言葉に答えるように、違う声が聞こえた。
？「そりゃ違うだろーよ、ベル。」
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桜(プロフ) - マコさん» べスターカッコイイですね！ 2人にだけはゴロゴロ喉鳴らしてそうですｗ これからもよろしくお願いします！ (2017年2月12日 18時) (
レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
マコ(プロフ) - ベスターかっこいいまさしく王様だねザンザス君似でマジ2人の事愛してるねぇー大好きだわwっと言う事でこれからも更新頑張って下さいね(*≧∀≦*) (2017年2月11日 23時) (レス) id: e75afa03b9 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - faiさん» こんなふうに育ってくれるといいですね。これからも頑張ります！ (2017年2月11日 17時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
fai - 栗ボスめっさいい子やん子供作るならこんな子に育てたいな 更新頑張って下さいっ！ (2017年2月10日 20時) (レス) id: 77a8d57a5d (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - マコさん» 口にするだけって簡単かもしれないけど、その実すごく勇気が欲しいですよね。栗ボスには精一杯頑張ってほしかった。 これからもよろしくお願いします！ (2017年2月10日 18時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜
| 作成日時：2017年1月1日 18時
