標的５２３＊背中 ページ28
《ベルフェゴールside》
バッ
バッ
森の中。
木を足場に飛んで走る。
オレの前を走ってるのはフラン。
フ「ベルセンパーイ。やっぱ前行ってくださいよ。殺気が背中に痛いですー。」
べ「ししっ、やだね。脳と心臓どっち刺すか決めるから待ってろ。」
脳だと、あのカエル帽が邪魔だよな。
んじゃ、心臓♪
フ「ほんっと歪んじゃって。生き物として最悪ですよねー。堕王子って。」
カッチーン
べ「誰が堕王子だっ。」
ドスッ
フランの背中に刺さったナイフ。
刺さったくせに、勢いも姿勢も崩さずに走る。
チッ。
フ「あ〜、涙出てきたー。絶対アホのロン毛隊長にちくりますー。センパイ殺す許可もらいますー。」
んな許可下りねーよ。
つーか、こいつ今『アホのロン毛隊長』って言ったよな？
ししっ、オレがちくってやろーっと♪
べ「刺さったら死ねよ。」
普通、うっすら涙浮かべるだけじゃ済まねーぜ？
今まででもあったけど。
フ「思うんですけどー。センパイそんなんで頭のネジ抜けてるから、本当は祖国を追い出されたんですよー。」
何言ってんのコイツ。
オレは自分で出て行ったんだし。
全員殺して。
フ「きっと家族とかに嫌われて帰れないから、『VARIA』入ったんでしょ？」
全然ちげーし。
それに、家族とかもう覚えてない。
オレにとっては『VARIA』が家族みてーなもんだし。
ドス、ドスッ
フ「うっ………」
もう2本追加。
オレは城にいた奴ら皆殺しにして出てきて、『VARIA』に入った。
それで良かったって思ってる。
家族みてーな奴らにも………ダチにも出会えたから。
その両方を奪われて、さすがのオレも苛立ちが最高潮。
ドスッ
だんだん腹立ってきて、もう1本追加する。
フ「いい加減刺すのやめてくださーい。」
やだね。オレ王子だもん♪
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桜(プロフ) - マコさん» べスターカッコイイですね！ 2人にだけはゴロゴロ喉鳴らしてそうですｗ これからもよろしくお願いします！ (2017年2月12日 18時) (
レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
マコ(プロフ) - ベスターかっこいいまさしく王様だねザンザス君似でマジ2人の事愛してるねぇー大好きだわwっと言う事でこれからも更新頑張って下さいね(*≧∀≦*) (2017年2月11日 23時) (レス) id: e75afa03b9 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - faiさん» こんなふうに育ってくれるといいですね。これからも頑張ります！ (2017年2月11日 17時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
fai - 栗ボスめっさいい子やん子供作るならこんな子に育てたいな 更新頑張って下さいっ！ (2017年2月10日 20時) (レス) id: 77a8d57a5d (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - マコさん» 口にするだけって簡単かもしれないけど、その実すごく勇気が欲しいですよね。栗ボスには精一杯頑張ってほしかった。 これからもよろしくお願いします！ (2017年2月10日 18時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜
| 作成日時：2017年1月1日 18時
