標的５１５＊真実 ページ20
入「白蘭サンがこの世界を手中に収め、もう1つの世界を創るために、ボンゴレリングが必要だからだ。」
この世界を手中に収める？
もう1つの世界を創る？
……世界征服？
入江正一が言うには、ミルフィオーレファミリーが持つ『マーレリング』、ボンゴレファミリーが持つ『ボンゴレリング』、アルコバレーノが持つ『アルコバレーノのおしゃぶり』
計21個のリングを『7³《トゥリニセッテ》』という。
この世界を創造した礎。
……………21個のリングが世界創造の礎。
今は、とても信じられない。
入「少なくとも『7³』を守ることを使命とし、人柱として『7³』と同化したアルコバレーノは、この話を否定しないはずだ。」
リ/ラル「！」
人柱………？
アルコバレーノが……？
一体どういう………。
この場を去ろうと、歩き出す入江正一。
入「話は以上だ。あとは…………」
貴「まだ終わってない。」
入江正一の言葉を遮る。
歩いていた足が止まって私を振り返る。
チェルベッロや皆が私を見る。
入「………まだ何か？」
私の疑問。
貴「私からも聞きたいことがある。」
リ「オレもある。」
入江正一は何も言わない。
ただ私たちを見てる。
チ「これ以上の時間稼ぎは無意味です。」
チ「速やかに大空のボンゴレリングを渡しなさい。」
何かのリモコンを持って言うチェルベッロ。
獄「くそっ！ 十代目！ オレらにかまわず、そいつらをやってください！」
獄寺君が壁を叩く。
皆が叫ぶ中、私はただ入江正一を見る。
真っすぐ見返してくる目。
貴「入江正一、あなたは………………！」
ズガガン！
チ「入………江……様……？」
ドサッ
倒れるチェルベッロ。
どうして………。
「悪く思わないでくれ。少し眠ってもらうだけだ………。」
この人は………。
「はぁ〜……暑い。もうクタクタだ………。一時はどうなるかと思ったよ………。」
そう言いながら上着を脱ぐ。
「沢田Aさんと、仲間の皆さん。」
皆も驚いてる中で、ただその人の声だけが響く。
「あ……キンチョーがとけて………ヒザが笑ってる……。」
その場に座り込んでしまう。
入「よくここまで来たね、君たちを待ってたんだ………。僕は君たちの味方だよ。」
頭に手を当てそう言ったのは、さっきまで敵の大将だった入江正一だった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 704人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
桜(プロフ) - マコさん» べスターカッコイイですね！ 2人にだけはゴロゴロ喉鳴らしてそうですｗ これからもよろしくお願いします！ (2017年2月12日 18時) (
レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
マコ(プロフ) - ベスターかっこいいまさしく王様だねザンザス君似でマジ2人の事愛してるねぇー大好きだわwっと言う事でこれからも更新頑張って下さいね(*≧∀≦*) (2017年2月11日 23時) (レス) id: e75afa03b9 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - faiさん» こんなふうに育ってくれるといいですね。これからも頑張ります！ (2017年2月11日 17時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
fai - 栗ボスめっさいい子やん子供作るならこんな子に育てたいな 更新頑張って下さいっ！ (2017年2月10日 20時) (レス) id: 77a8d57a5d (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - マコさん» 口にするだけって簡単かもしれないけど、その実すごく勇気が欲しいですよね。栗ボスには精一杯頑張ってほしかった。 これからもよろしくお願いします！ (2017年2月10日 18時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：桜
| 作成日時：2017年1月1日 18時
