標的１１-６＊子供XANXUS ページ46
《スクアーロside》
いつもならコーヒーか酒を飲むはずが、ジュースを飲むその姿。
目の前にそれを出されても何も、言わなかった。
曖昧さのせいかぁ？
ル「ボスとは思えないわね……。」
ス「う゛ぉぉい……。俺はコイツの剣だよなぁ……？」
思わず頭を抱える。
いつもとのボスとは違う姿に、俺達(Aと山本以外)は戸惑うしかない。
戻ればこんなことも考えずに済む。
って、いつ戻んだぁ？
5分経っても戻らなかった。
まさか今日はこのままかぁ？
貴「あっ。おかわりいる？」
Aと山本の奴……普通すぎんだろぉ……。
ガキの相手なんざしたこともない俺たちは、ほぼ2人頼りだ。
山「A、菓子持ってきてなかったっけ？」
貴「そうだ。」
アジトに来た時、手土産に持ってきてたな。
ル「持ってくるわ。」
部屋を出て、戻って来たルッスの手に菓子箱。
開ければ、クッキーが入っている。
貴「はい。どうぞ。」
Aからそれを一袋受け取ったボス。
ごく自然にそれを開け、口にする。
貴「美味しい？」
Ｘ「あぁ。」
貴「あっ、口元ついてる。ちょっと待って。」
さっとボスの口元を拭うA。
そんなAからプイと顔を逸らすボス。
ス「ボスだよなぁ……？」
マ「そうだよ。」
べ「幻覚とかじゃねーよな……？」
マ「違うよ。」
レ「ボスッ……！ そのようなお姿にっ……！」
ル「Aちゃんったら、お姉さんみたいねぇ〜。」
リ「写真に撮れば、面白れーからかいの種になるな。」
俺たちは頭を抱えるしかない……。
Ｘ「ん。」
不意にボスがクッキーを手に、Aに向けた。
貴「ん？ くれるの？」
コクンと頷くボスに、Aは笑みを見せる。
あーっと口を開けたボスに倣って口を開けたA。
ボスはその口に持っていたクッキーを入れた。
貴「ありがとう。」
…………………………。
普通に2人の空気を作りだすのは、変わってねぇなぁ゛……。
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桜(プロフ) - 謙也LOVEさん» 複雑でもどこかに子供らしさがあるんじゃないかなぁと思いつつ書きました。夢主も可愛がっていたと思いますｗ (2020年1月1日 18時) (
レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
謙也LOVE - XANXUSが10年バズーカで子供になっちゃった話面白かったですそいう像したら可愛かったですもう癒し系ですね？私も子供XANXUSお世話して見たいです (2020年1月1日 17時) (レス) id: 53026d57c3 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 謙也LOVEさん» 暗殺部隊の首領とはまた違う一面ですね。きっと夢主もそう思ってると思います。 (2019年12月25日 18時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
謙也LOVE - 拗ねたXANXUSの顔を想像して見たんですが可愛いだろうなと思ってますあの暗殺部隊『VARIA』のボスがギャップ萌えじゃないですか！？ (2019年12月24日 19時) (レス) id: 53026d57c3 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 耀さん» はい。2人だけっていうのは思えばないんですね……。了解しました。リクエストありがとうございます！ (2019年3月19日 18時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜
| 作成日時：2016年11月27日 18時
