標的９-８＊続・原作 ページ26
《ルッスーリアside》
ル「それじゃ、早速始めましょうか。」
貴「はーい。」
Aちゃんと一緒にキッチンに立って、昼食の準備を始める。
にしても、いつも1人だから誰かが居るっていうのも不思議な感じね…。
でも全然嫌な気なんてしないわ。
寧ろ、こうして女の子とキッチンに立つのって、ちょっとした夢みたいなものだから嬉しいわ♪
貴「ふふっ。」
ル「あら、どうしたの？」
ふとAちゃんと見ると、ふにゃりとした笑みを浮かべてる。
貴「VARIAに来た時は、こうしてルッス姐とキッチンに立つのは珍しくないんですけど……。今日はそれがパラレルワールドっていうのが、なんだかおかしくて……。」
ル「そうね。アジトにはよく来るの？」
貴「はい。学校の長期休暇の時とかに。」
ル「ふふっ♪ ボスに会いにかしら？」
貴「えっ……！」
驚いて逸らした横顔は、少し赤くなってる。
んもっ！ 可愛いわぁ〜。
ル「ボスとはいつから付き合ってるの？」
貴「えっ！ 言っちゃ怒られます！」
ル「内緒にしましょ♪」
貴「ガールズトークですか？」
ル「分かってくれて嬉しいわぁ〜！」
揃って笑う。
女の子とこんな話するなんて、初めてで楽しいわ。
貴「内緒にしてくださいね？ 話したって知られると、XANXUSさんに怒られちゃいますから。」
そう言いながらも、笑みを浮かべてるAちゃん。
調理を続けながらも、その手を止めることなく話し始める。
2人の出会いには言葉も出なかったのだけれど、それからも切れなかった縁には感心しちゃうわ。
それにこの子が、パラレルワールドの次期ボスなのね……。
貴「正直に言って、争奪戦が終わったら関係もなくなっちゃうと思ってたので、XANXUSさんから来てくれたことが不思議で、でもすごく嬉しかったんです。」
ル「ふふっ。きっとその頃から、Aちゃんが気になってたのね。」
私がそう言えば、頬を染める。
でも、その表情は嬉しそう。
きっとこの子だから、できたことなのね……。
こっちの沢田はそうはいかないでしょうから…。
貴「それに他の皆とも仲良くなれて、すごく嬉しいんですっ……！」
ル「私も入れてくれると嬉しいわぁ。」
貴「もちろん！」
まっすぐで眩しい笑顔。
ふふっ♪
ボスがこの子を気にする理由、少しだけ分かっちゃったかしら……？
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桜(プロフ) - 謙也LOVEさん» 複雑でもどこかに子供らしさがあるんじゃないかなぁと思いつつ書きました。夢主も可愛がっていたと思いますｗ (2020年1月1日 18時) (
レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
謙也LOVE - XANXUSが10年バズーカで子供になっちゃった話面白かったですそいう像したら可愛かったですもう癒し系ですね？私も子供XANXUSお世話して見たいです (2020年1月1日 17時) (レス) id: 53026d57c3 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 謙也LOVEさん» 暗殺部隊の首領とはまた違う一面ですね。きっと夢主もそう思ってると思います。 (2019年12月25日 18時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
謙也LOVE - 拗ねたXANXUSの顔を想像して見たんですが可愛いだろうなと思ってますあの暗殺部隊『VARIA』のボスがギャップ萌えじゃないですか！？ (2019年12月24日 19時) (レス) id: 53026d57c3 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 耀さん» はい。2人だけっていうのは思えばないんですね……。了解しました。リクエストありがとうございます！ (2019年3月19日 18時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜
| 作成日時：2016年11月27日 18時
