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晃一side ページ6

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看「行くぞ。」



半ば強制的のように6人の元を去った。



看「…早速規則を破っているが、どういうつもりだ。」



晃「…どうもこうも別に無いですよ。少し話しただけやないですか。それに、あんたらは、なんとも思わないん?」



どうみても、看守のことを怖がっていた。

顔や背丈は立派な青年なのに、まだあどけない少年のような雰囲気。


ここにずっと居て、何一つ教えられる事はなかったのだろう。知識がないまま大人になったような、身体だけ大人になった子供のようやった。



晃「子供たちに自ら死を選ばせるスイッチを渡すなんて、国家も何考えてるんやろ。」



看「……とにかく、規則は規則だ。」




俺は、ここに来て何もしないわけやない。



少しでもあの6人に夢と希望を見せる。



その為にきっと俺はここに来たんや。






……あんな事に、ならない為に。




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作者名:かえ。 | 作成日時:2017年10月19日 16時

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