第139話 ページ50
妹尾「…Aは強いね」
彼女にハチマキを締めてもらっている妹尾の口から
思わず心の声がもれる
貴方「え?」
妹尾「正直なところ、、
私もまだこの状況に頭が追いついていない」
とか言ったら、小野木のとき同様叱られるかな。
そう言い終わったあとに静かに思いつつ
交代して今度は妹尾が背後に行き巻き始める
貴方「…そんなの、私だってそうだよ」
わずかに
弱々しい声色とともに耳に入る予想外の返答に
妹尾「え?」
今度は妹尾が聞き返し、止まった手を動かす
貴方「コーチが車の事故で不在
そんな中で県大会本戦なんて、、試練というか
なんとも言えない気持ちになる」
俯く表情は見えなくても
若干手が震えているのが上から見て分かる
妹尾「…じゃあどうしてさっき、
小野木にあんなことを?」
さっきの彼女からは恐怖も不安も感じられなかった
貴方「なんでだろうね、、気づいたら言ってた」
はは、と小さく笑う彼女に
妹尾「…そっか」
妹尾の心も徐々に落ち着いてきた
妹尾「よし、できた」
振り返って「ありがとう」「どういたしまして」と、
口角を上げる両者は
妹尾「お互い、悔いのないように頑張ろう」
貴方「うん、もちろん」
顔を見合わせ
互いの健闘を祈りあい
貴方「……(体の方も大丈夫、、いよいよだ)」
二、三歩先に行った妹尾の背後で静かに空を見上げた
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芋ケッピー(プロフ) - 私自身、画像を見てパッとワンシーンが思い浮かぶことが多いので、、頑張ります!( ´ ▽ ` ) (2019年1月28日 20時) (レス) id: 1297cf1d5a (このIDを非表示/違反報告)
芋ケッピー(プロフ) - ありがとうございます(//∇//) 早速掲載させて頂きますね!! (2019年1月28日 20時) (レス) id: 1297cf1d5a (このIDを非表示/違反報告)
遙(プロフ) - こんばんは。先程芋ケッピーさんのTwitterのDMに、リクエストその2のイラストを送りました。長らくお待たせしてしまい、申し訳ありませんでした( ノ;_ _)ノ 少しでも小説のインスピレーションの助けになれたら幸いです(*^-^*) (2019年1月28日 19時) (レス) id: 7a9fd3f7b3 (このIDを非表示/違反報告)
遙(プロフ) - 麗しかったですか(笑)よかった…( *´艸`) (2019年1月23日 16時) (レス) id: 7a9fd3f7b3 (このIDを非表示/違反報告)
芋ケッピー(プロフ) - う、、麗しかったです泣 (2019年1月23日 16時) (レス) id: 1297cf1d5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:芋ケッピー | 作成日時:2019年1月14日 21時