第126話〜鳴宮side〜 ページ37
鳴宮「…鴻谷が、、早気だったなんて」
嘘だろ、という風に顔を俯かせる
今のあの美しい会を保てない時期があったのかと
なんというか、、信じられないというか
「そんなに意外だった?」
滝川、鳴宮「「!?」」
一瞬だけ静かになった空間に聞こえた声とともに
ひょこ、と障子から顔だけを覗かせる
鳴宮「鴻谷!?」
滝川「A!」
あ、、名前呼びだ
西園寺「…道場で待ってなさいと言ったのに」
先生は優しい表情でもどこか呆れたような声色
貴方「すみません、やはり気になってしまいました」
貴方「それにしても、、」
ちらりと俺とマサさんを見てから
貴方「私に道場で待つように言ったのは、、
過去のことをお話しするためだったのですか?」
西園寺「あなたは自分のことを話さないでしょう」
貴方「いやですが、、」
ほほほ、と微笑む先生と
むむ、とふくれる鴻谷を見てる俺とマサさん
なんだかおかしいな、と小さく口角を上げた
・
帰りにマサさんの車で送ってもらうことになった
鳴宮「鴻谷前乗りなよ」
そう鴻谷に促すと「ううん」とドアを開け
貴方「私は後ろでいいよ」
と中に乗り込んで「お願いします」と言う鴻谷に続き
俺も助手席に乗った
車に揺られながら頭の中では
マサさんのお爺さんのことや鴻谷との関係でいっぱい
鳴宮「…(マサさんは下の名前だったけど、
鴻谷はマサさんのこと滝川さん呼びだよな、、)」
どうしてだろう?
そんな隠すことでもないのに、、
反抗期、とかでもないだろうし←
休憩がてらサービスエリアに寄って飲み物を買い
柵にもたれてマサさんが口を開いて
滝川「俺が早気になったとき、、
爺さんはこれでもかと俺を
心が弱いから、練習が足りないから早気などになる
…そう言ってな」
貴方「……」
視界の右端の下らへんでは
きゅ、と缶を両手で包む細い指
鴻谷も、そんなこと言われたのかな?とか思ったりして
滝川「そんな爺さんのやり方に反発して俺は家を出た
そしてあちこちで教えを
結果早気が治ったが、そのとき、爺さんはもう、、」
貴方「……」
彼女の前髪で表情は隠れていた
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芋ケッピー(プロフ) - 私自身、画像を見てパッとワンシーンが思い浮かぶことが多いので、、頑張ります!( ´ ▽ ` ) (2019年1月28日 20時) (レス) id: 1297cf1d5a (このIDを非表示/違反報告)
芋ケッピー(プロフ) - ありがとうございます(//∇//) 早速掲載させて頂きますね!! (2019年1月28日 20時) (レス) id: 1297cf1d5a (このIDを非表示/違反報告)
遙(プロフ) - こんばんは。先程芋ケッピーさんのTwitterのDMに、リクエストその2のイラストを送りました。長らくお待たせしてしまい、申し訳ありませんでした( ノ;_ _)ノ 少しでも小説のインスピレーションの助けになれたら幸いです(*^-^*) (2019年1月28日 19時) (レス) id: 7a9fd3f7b3 (このIDを非表示/違反報告)
遙(プロフ) - 麗しかったですか(笑)よかった…( *´艸`) (2019年1月23日 16時) (レス) id: 7a9fd3f7b3 (このIDを非表示/違反報告)
芋ケッピー(プロフ) - う、、麗しかったです泣 (2019年1月23日 16時) (レス) id: 1297cf1d5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:芋ケッピー | 作成日時:2019年1月14日 21時