5.頑張るしかないんだ。 ページ6
.
「あっ…」
はじいてしまった。最後のボールを…
あんなに大口たたいてたのに。
勇人「…どいて。そこ邪魔。」
「…あ、はい、」
頭が真っ白になった。
その割…勇人さんはそつなくこす。
その姿を見て私とは何が違うのか、
それを見ることしかできなかった。
.
結局、今日の練習はあんまり何もないまま終わってしまった。
今日一日で色々あったなぁ。
涙も余裕でこぼれそう。
そんなふうにフラフラ歩いてると、
ドンっ!!
「あ、すいません。前見てなくて…
えっ勇人さん?」
勇「……。お前ちょっと来て。」
「え?」
勇「はやく」
そっけなく背中を向けた勇人さんの後ろを無言電話ついていく。
来た場所はミラールーム。初めて話しかけた場所。
勇「あんなミス、誰でもある。気にすんな。」
ついた途端。思わぬ言葉が耳に入ってきた。
「え?」
勇「1年目でしかも女で、あんなできるやつ初めて
見た。センスあるんちゃう?」
「……。」
なにを…、
あんなにグチグチいってたのに。
勇「だからさぁー。さっきの言葉取り消すって言
ってんの。わかる?」
「それって…認め…」
勇人「あほか、まだ認めてへんわ。」
ですよね……(笑)
「私、開幕スタメン目指して頑張ります!なんなら
勇人さんより打って守って走りますよ!」
勇人「それは100年早いわ、調子のんなよー?w」
「ふふふ(笑)」
初めて見た勇人さんの笑顔。
遠かった存在なのに、なんとなく急に近くなった気がした。
長「ふふーん。いい感じじゃん」
「え!長野さん?」
勇「なんすか、長さん、みてたんすか?」
長「うん、一部始終ね。」
まぁ長野さんに背中を押してもらったから。
ほんと長野さんには感謝。
「長野さん、色々とありがとうございました!」
長「いえいえ!ってゆーかもう長さんって呼んで
よっ。」
「え!いいんですか!」
周りは徐々に認めてくれる。
あとはこのチームのキャプテンだけその気にさせないと。(笑)
.
285人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
かずき(プロフ) - この続きは、ありますか? (2018年11月11日 4時) (レス) id: 115a787401 (このIDを非表示/違反報告)
実玖(プロフ) - な つ きさん» いいえ〜^^ (2017年7月24日 9時) (レス) id: fb928da0c0 (このIDを非表示/違反報告)
な つ き(プロフ) - 実玖さん» すいません、間違えて保存していました!お騒がせしてすいませんっ (2017年7月24日 7時) (レス) id: 3e6ff657de (このIDを非表示/違反報告)
実玖(プロフ) - お話が急に飛んでしまっていると思うのですが気のせいでしょうか!汗 私の間違いだったらすみません! (2017年7月23日 18時) (レス) id: fb928da0c0 (このIDを非表示/違反報告)
実玖(プロフ) - な つ きさん» こちらこそ嬉しいです!ありがとうございます♪ (2017年7月22日 21時) (レス) id: fb928da0c0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:な つ き | 作成日時:2017年7月17日 21時