大喧嘩して出ていったあなたが事故にあってしまった時の彼らの反応【 TDD 山田一郎,碧棺左馬刻 】 ページ46
【 MC.B.B の 場合 】
「は?オイ待てよ!!…クソッ」
些細なことであなたは彼と大喧嘩をしてしまいます。
怒りが限界突破し、家を出ていってしまうあなた。
そんなあなたを止めはするものの、追うのに戸惑う彼。
行き場のない怒りにただただ彼はイライラするのみ。
＿＿あなたが家を出て1時間後。
今まで、こんな大喧嘩はしたことがなかったものの、1時間も経ってあなたが連絡をしてこなかったことはありませんでした。
と、ある時、そわそわする彼のスマホが鳴り出します。
かかってきた連絡先を見てみると、あなたからの電話のようです。
｢Aっ!今どこにｯ…………え…ちょ、ちょっと待っててください！！｣
あなたからだと思っていた電話の主は、あなたからではなく、あなたの親御さんからだったようで。
" Aがトラックに撥ねられて…ｯ "
そう伝えてくれた母の声は震えていたそう。
彼が病院に着けば、すぐさま眠るあなたのベッドの横に脱力したように膝をつきます。
｢ごめんっ……ごめんなｯ、返事してくれよ、なぁ……っっ｣
彼は必死にあなたに語りかけます。が、それがあなたの耳に届くことはありません。
【 Mr.HC の 場合 】
「……テメェなんか好きでもなんでもねぇ」
あなたの罵詈雑言に彼も頭に血が上り、吐き捨てるように言った彼。
その一言があなたの胸に深く突き刺さり、大粒の涙を零してあなたは部屋を出ていきます。
それを黙って見ている彼でしたが、しばらくして落ち着くと、自分がした事の重さに気が付きます。
あなたに何度も不在着信をいれる彼。
でも一向にあなたは彼の電話に出てくれません。
しかし、何度もかけ直す中、誰かが電話に応じてくれます。
｢テメェ何度もかけてんだろが…………は?｣
" お姉ちゃんが事故で…っ "
電話に出たのは彼が待ち望んだ相手ではなく、あなたの妹さんでした。
｢ﾁｯ、オイ、車出せ｣
彼は、彼の舎弟に呼びかけます。
そして病院に着き、あなたの病室の扉を軽く叩き入る彼。
そこに広がっていたのは、包帯で巻かれ、あらゆる管を繋がれているあなたの姿でした。
｢なぁ……っ、悪かった…だからっ、目ｪ覚ましてくれよ……ｯ、オイ聞いてんのかA…っ!｣
あなたの手を強く握り、訴える彼。
しかし、あなたの目は閉じられたまま。
無機質に流れるバイタルサインの音が、彼の心を激しく揺さぶります。
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駆け出したゴリラ(プロフ) - 50話完結しました！！ありがとうございます！！あとリクエストも新たに受けつけます！が！リクエストは続編のコメント欄にてお願いします！ご愛読ありがとうございました！！これからもこの短編集をよろしくお願いします！ (2019年2月22日 17時) (
レス) id: d5cf41a320 (このIDを非表示/違反報告)
駆け出したゴリラ(プロフ) - 華氷さん» 了解しました！もう少しでリクエスト全て消化できるので、少々時間はかかりますがお待ちください( ・ω・)ゞ (2019年2月19日 23時) (レス) id: d5cf41a320 (このIDを非表示/違反報告)
華氷(プロフ) - 初コメです！いつも楽しく拝見させて頂いてます！リクエスト大丈夫ですか？くすぐってみたとくすぐられてみたの2つを全員でお願い致します！！ (2019年2月19日 8時) (レス) id: e6aa3dfd58 (このIDを非表示/違反報告)
駆け出したゴリラ(プロフ) - アリスさん» 本当ですか！いやぁ、私の作品で涙を流してくれる人がいらっしゃるとは…恐縮です(( (2019年2月18日 23時) (レス) id: d5cf41a320 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 初コメ失礼します。事故のヤツやばいですね。。。涙腺が。。。1人でボタボタ見涙落としてましたww (2019年2月18日 22時) (レス) id: 415bc27460 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：駆け出したゴリラ | 作成日時：2019年2月16日 0時
