【ヒプノシスマイク】彼 ら の 反 応 集 。【短編集】

【 Fling Posse 】 ページ15

【 easy R の 場合 】



「わっ、A泣いてるじゃん!どうしたの?」



素直に心配してくれます。
そして、そっと零れ落ちた涙を親指で拭ってくれます。

｢目にゴミ入っちゃったの？｣

｢違うの…｣

｢…何か悩み事でもあるの？｣

｢ううん、ちが…｣

｢こんなことはないと思うけどさ｣

急に、彼の声のトーンが落ちたので驚いてあなたが顔を上げると、

｢他の男に泣かされた、とか？｣

彼の顔は真顔でこそあるものの、その表情はどこか憎い相手を目の当たりにしているかのような…。

｢ちっ、違うの乱数、、その、曲で感動して…｣

｢…………なーんだっ、よかったぁ〜！｣

先程浮かべた表情が嘘かと思うほど、甘い表情を見せて、あなたを安心させてくれます。

｢もう、僕を心配させたら、メッ！だよ？｣






【 Phantom の 場合 】



「はぁ〜……おや、何故泣いているのですか？」



締切間近の原稿をなんとか終わらせたらしい彼が自室から出てきた様子。
そしてあなたを見て、彼は聞いてきます。

｢これっ、この曲聞いて感動して…｣

｢この曲、小生も初めて聞いた時涙を流しましたねぇ…｣

｢えっ、ほんと！？｣

｢えぇ。特にこのパートが小生の涙腺を特に刺激しましてね……｣

｢あっ、あっ、わかる！私も私も！｣


(まぁ、聞いたことなどないのですがね。)

泣いているあなたよりも、笑っているあなたが彼は大好きなのです。
あなたのための嘘なら、許してあげてください。





【 Dead or Alive の 場合 】



「A〜!!俺今日勝ったぞ…って、どうしたああああああああ!!!!!」



自分が今日賭けに大勝利したことなど忘れて、真っ先にあなたの心配をしてくれます。
その姿はまさに、主人が大好きな大型犬のようですね。

｢あっ、、だいす、お帰り｣

｢あぁ、ただいま！じゃなくて、なんで泣いてんだ!?｣

｢あ、それは、この曲聞いて感動して…｣

｢えぇ！？お前曲聴いて感動すんのかよ！？｣

｢えっ、するよ？だいすも聞いてみな、これ｣

｢…………(ﾎﾟﾛｯ)｣

｢ほら〜！！｣

彼も幻太郎先生同様、あなたの笑顔が大好きなのです。

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