# ページ25
1番最悪な考えが頭をよぎった。
「いや、まさか……そんな…」
ただ仲が良くなっただけかもしれない。
「しかし……もしかしたら…」
＿＿＿あのAの楽しそうな顔。
「もうちょっと早ければ…俺にあの表情を向けてくれたのか…？」
だったら、もう＿＿＿＿
??「それでいいの？」
コウ「！？」
声をした方向を見ると、
＿＿＿リンタロウが立っていた。
リンタロウ「コウくん。本当にそれでいいの？」
コウ「……なんの事だ？」
リンタロウ「惚けちゃって。…Aさんの事だよ」
コウ「……もう付き合ってるんだろ？」
リンタロウ「………」
ほら、やっぱり。
コウ「…話は終わりか？俺も暇じゃない。用が済んだなら俺はもう行＿＿＿＿」
そう言いかけた時、
リンタロウ「付き合ってないよ」
コウ「＿＿＿＿何？」
リンタロウ「コウくんさぁ。Aさんがどんな思いでコウくんを見てたか分かる？」
コウ「はぁ？分かるわけないだろ。心が読める訳でもないしな」
リンタロウ「…Aさんはさ。コウくんのこと、好きなんだよ」
それを聞いた時、頭が真っ白になった。
コウ「は、ぁ…？な、何を…」
リンタロウ「だったらさ、早く行きなよ。＿Aさん待ってるから」
コウ「ま、待て！なんでお前はそこまで＿」
リンタロウ「いいから！！早く行けよ！！」
今までの言動からは全く考えられないような声がリンタロウの口から出た。
コウ「……ｯ、あぁ…」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
『＿＿どうしたんだろう、リンタロウくん。ここで待っててって言われたけど…』
私は大人しくリンタロウくんの帰りを待っていると、植物室のドアが開いた。
『！リンタロウくん、おかえ＿＿』
しかし、ドアを開けたのはリンタロウくんではなかった。
『え……ぁ…コ、コウ…くん……？！』
コウ「……」
突然現れた想い人に、私の心臓はうるさく鳴り出す。
きっと今の私の顔は真っ赤だろう。
でも＿コウくんの顔も少し赤くなっているのは、何故だろう。
コウ「＿＿お前に、言いたいことが、ある」
『！は、はい』
コウくんは深呼吸して、私をまっすぐ見つめると、
コウ「＿＿＿＿好きだ、お前が」
はっきりと、そう言った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 96人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
タン - リンタロウくんとユキナリくんをドＭ化して欲しいです！ (2019年3月19日 17時) (
レス) id: 4de656bd11 (このIDを非表示/違反報告)
リツ - リンタロウとユキナリで取り合いお願いするゾです！！ (2018年10月6日 14時) (レス) id: 5793b443de (このIDを非表示/違反報告)
サラ - ソウシロウさんと同棲して、夢主と二人でゆったり過ごすところが見たいです! (2018年10月2日 23時) (レス) id: 51caed5aa2 (このIDを非表示/違反報告)
美紅 - 夢主が誘拐され催眠スプレーをかけ眠ってしまった腕と両足と腿でガムテープが縛り、口をガムテープが5枚貼られ塞いソウシロウさんの携帯電話が鳴らすと声が出ないくて救出する寒くなって身体が動かないソウシロウさんの上着を掛けガムテープが剥がす薄っすら目を開けた (2018年9月10日 23時) (レス) id: 5e245d9090 (このIDを非表示/違反報告)
永村トウコク - 初めまして永村です...コウくんで妖怪パロお願いしてもいいですか？【妖怪コウくんに嫁入りする夢主】とか......(人外好き) (2018年9月7日 23時) (レス) id: ba6a1c9501 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：駆け出したゴリラ | 作成日時：2018年8月1日 20時
