どんな君でも...。

他の人 ページ8

貴方サイド




莉犬くんところんさんが入ってきてご挨拶



今日はころんさんが退院の日らしい




莉「いや〜ころちゃんはドジだからなぁ」



こ「うるせーよw」



莉「ねぇA、寂しくなかった？」



『莉犬くんの歌聞いてたから、平気だよ』




莉「えっ！俺の！？」



こ「今度僕のも聴いてみたよ！」



『うっうん』


莉「ころちゃんのせいでA困ってるよ〜」




こ「はぁ？そんな事ないし！」



2人の言い合いを微笑ましいなぁなんて思って見ながら視線を感じそっちに視線を移す





誰かいる


ぼーっと見てると莉犬くんところんさんに顔を覗き込まれる




こ「何見てんの？」



そう言って2人も視線をずらす




莉「なーくん達！？」




な「莉犬くん？ころちゃん？この子は...誰？」


さ「なーんか怪しいと思ったら、そう言う事かー」


ジ「可愛いやん」


る「2人とも、隠し事ですか」




誰だろう



ピンクの髪の人が近寄ってきて私の手をとる



さ「君、名前は？」




『さ、笹草Aです...』




さ「Aちゃんか、いい名前だね」



この声どこかで聞いたことある



もしかしてっ！



スマホを開き検索をかける



やっぱり、


『さとみさん...』



さ「え、知ってんの？」



莉「俺が勧めたんだよ〜！」



な「えっと、強烈なファンとかではないんだね」




莉「うん」



ジ「なぁ、なぁ、俺の事も知ってる？」




『えっと、ジェルさん』



ジ「おお！当たりや！」




莉「ちなみにるぅとくんの声が好きなんだってさ」



る「本当ですかっ！」



るぅとさんは私の横に来てありがとうって微笑んだ


ジェルさんは私の頭をわしゃって撫でてくれた



今までは病人だって触りたくないって誰も近寄ってくる事すら拒んだのに




優しい人達なのかな



そうだよね、莉犬くんだってあんなに優しいんだもんお友達さんも優しいに決まってるよね




楽しそうだな



そう、楽しそう



私にはお友達もいなくて世の中の女の子が楽しめるようなことが出来なくて、



惨めだ...





　

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