どんな君でも...。

プレゼント ページ9

莉犬サイド



それから皆んな帰って打ち合わせ




な「そろそろグッズ出したいよね」


こ「さんせー」


ジ「いいな」


さ「何を商品化する？」


る「ブレスレットとかどうです？」


莉「いい！」


な「じゃあ他には〜」




そんな感じでグッズ販売が決まり、とうとう当日



わくわくしながら購入した



Aにあげるんだ！


ブレスレット




届いた次の日にいっぱい走ってAに会いに行った





莉「Aっ」




Aは静かに窓の外を見つめていた


俺が入って行くと振り向いて微笑む



すごく絵になっている




莉「俺、プレゼント持ってきたんだ」


『ぷれぜんと？』


莉「そう！腕出して？」



Aは恐る恐る腕を出してくれる



そこにチャラってブレスレットをつける



『可愛い...赤い、いちご』



莉「そう！すとぷりでグッズ出したんだよね、でそれは俺をイメージした色のブレスレット」




『どうやって買うの？』



莉「えっとね、このサイトで...」



教えたら嬉しそうに画面を見つめてる



莉「なんか欲しいのある？」



と聞くとニッコリ笑って



『るぅとくんのもの買おうかな〜って』




莉「腹立つ」



そんな笑顔でるぅとくんの事考えんなよって


そういう意味で軽くデコピンする



『ひゃっ！じょ、冗談だよぉ』



おでこを抑えて少し笑っている




買っちゃお〜なんて言ってるから少し画面を覗けばカートの欄にはしっかり俺のもの買ってくれてる









莉「ねぇ、A」



『ん〜？』




莉「Aはさ、外に出れないの？」



『えっ、』




莉「いま思えば俺、なんでAが入院してるのか知らない」




『それはっ』




莉「Aは嫌かもしれない、だけど俺はちゃんとAの事知りたい」




『...』



莉「無理にとは言わないけど、でも...」




『そうだよね、莉犬くんにはちゃんと話したい』





Aは決心を決めてくれたみたい




俺、絶対に受け入れるよ




　

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