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これが出会い ページ3

莉犬サイド






バンッ




莉「はぁっはぁっ...」




俺がドアを勢いよく開けたせいで女の子はびっくりしている




そして何も考えずに彼女の肩を掴む





莉「ダメだよ!」




『...えっと、どなたですか?』



彼女はふんわりしていた



声が少し震えていて怯えてるみたい





莉「俺は莉犬!!ねぇ、後戻り出来なくなるよ!?」





『えっ...?』



びっくりしたような顔でこっちを見てる





莉「こっから飛び降りようとしたでしょ?」





『っ!?あの...ごめんなさっ』



彼女は腕を顔を隠すように前に出して後ずさった






莉「ねぇ、病室戻ろ?」



衣服からして入院してると思う




掴んだ肩はものすごく弱々しくて守りたくなった





病室に戻ると倒れ込む彼女





莉「え!?ナースさんっ!」





急いでナースコールを押してナースさんを呼んだ





大丈夫かな





それから少ししてるぅとくんからメールが来た





る:さっきはどうしたの?




莉:ごめんね?ちょっと...




るぅとくんは何かを察してくれたのか



る:そっか、何かあったら相談してよ?




と送ってきた





頼れる友達を持ったなぁなんて




そうこうしてる間に彼女が戻って来た





莉「あっ!大丈夫だった?」






『あ、ありがとうございます』




莉「いや、全然大丈夫だけど、どうしてあんな事しようとしたの?」





『私、すごく重い病気にかかっていて、死んじゃうかもしれなくて、何も楽しくなくて...だからっ!』





彼女は涙声で教えてくれた




莉「そっか、もう無理しなくていいんだよ」




そう言って抱きしめた彼女は小さく震えていた





莉「楽しく無いならこれから作ろう!」




『えっ?』



莉「俺といっぱい思い出作って、生きたいって思えるようにしよう!」




『でもっ』




莉「俺さ、歌う事が好きなんだ〜!グループ組んで歌ってるんだけど、すとぷりって知ってる?」





不安な表情の彼女を押し切るようにして話を進める





莉「俺も、俺もそうだったから...君を救わせて?」





君が楽しいって思えるような空間を




全力で作りたいな





『...はいっ』




涙ぐみながらそう答える少女に心から笑って欲しかった






 

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りる(プロフ) - 天然水道水。さん» 少し前に水道水さんがお気に入り登録してくれた通知来ました!感謝しかないです、ありがとうございます! (2021年5月15日 12時) (レス) id: 17a2b4e3fb (このIDを非表示/違反報告)
天然水道水。(プロフ) - 莉犬くん...見てたのね!?絶対誤解されてるやぁん(汗)作者様の他作品も拝見させて頂いてます!更新頑張ってください! (2021年5月15日 11時) (レス) id: 7448490c8f (このIDを非表示/違反報告)
りる(プロフ) - バナナくんが尊いさん» コメントありがとうございます!ラスト感動系の予定なのでもっと泣かせます!! (2021年4月4日 14時) (レス) id: 17a2b4e3fb (このIDを非表示/違反報告)
バナナくんが尊い - やばい、泣いちまった、、、 (2021年4月4日 11時) (レス) id: afebd09899 (このIDを非表示/違反報告)
りる(プロフ) - ハムリスさん» 返信遅れてすみません!自信つかないとかそんな事ないですよ!応援してくれるだけで嬉しいです!ハムリスさんの作品見させて頂きます! (2021年1月1日 19時) (レス) id: 17a2b4e3fb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りる | 作成日時:2020年11月5日 20時

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