どんな君でも...。

考えなきゃいけない事 ページ16

ななもりサイド





莉犬くんとAちゃん


2人の話し声をドア越しに聞く





本人じゃない俺らでさえ分かる


2人は愛し合っていると、




だけど莉犬くんは活動者


リスナーの中には勿論リアコだっていて、大半がこの現実を受け入れない



ジ「なーくん」




俺が浮かない顔をしているからか、ジェルくんが心配そうに話しかけてくる




な「ん？」



ジ「俺らは、6人ですとぷりや、誰一人だって欠けちゃいけない、だけど莉犬とAちゃんを引き裂きたくも無い」




る「僕もです！莉犬の本気の恋、応援したい」



な「うん...」



それは、俺も同じ




でも、、



少しドアを開いて涙を浮かべながら笑い合う2人を見る




俺もこの幸せを守ってあげたいとは思う



けど、



莉犬くんだって、考えるだろう




Aだって活動の事を知ってるわけだし




じゃあ尚更




こ「もし、この先付き合って、結婚ってなった時...」



さ「流石にずっと黙ってはいられないだろうしな」



そうだ


2人の結婚報告をしたとして、リスナーは叩くだろう



傷つく2人を見たく無い


傷つけたく無い




ジ「勿論莉犬とAちゃんを守りたい...やけどな？それでなーくんが考えすぎて、疲れ溜まってって、一人で抱え込むような事はしないで欲しいねん」




な「ジェルくん...」




な「当たり前だ、これは莉犬の問題だけど、すとぷり全員で考える事だ」


る「そうですね、どうするかはまだ決まってませんが」




こ「皆んなで悩めばいいんだよ！」




一致団結


とそこで、ドアが開く



莉「も、盛り上がってるね」




あ、


病院なの忘れてた！




る「莉犬！？」



莉「も〜声大きいよ〜！」




さ「わりぃ、邪魔したか？」



『じゃっ邪魔なんかじゃ！！』




二人の幸せが、




一番だよね




　

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