どんな君でも...。

楽しみ ページ12

貴方サイド



皆んなで約束した日



外に出られる日



やっと！！！

珍しくおめかしなんてしてルンルン



迎えにきてくれるらしく病院の入り口で待つ



莉「あっいた！」


る「本当ですね、おはようございます！」


皆んな駆けて近寄ってきておはよって挨拶



『おはようございます！』



こ「可愛いじゃん」


さ「おっ！本当だ」


ジ「さとみころんに手出されないようにな」


こ「ジェルくんでしょ！？」


な「両方だね」



る「なーくん妥当です」


莉「も〜！Aに手出しちゃダメだよ！」



こ「莉犬くん過保護だなぁ」


ころんさんは私の手を掴んで「行こ」と引っ張り出してくれた




数十分後



こ「ついたー！！」


る「A、何か乗りたいものとかあります？」




『えっ...と、初めてで、何があるのかよく分からないから...皆さんが決めてくれたら嬉しいです！』




さ「おっ！任せろ！」



コーヒーカップ、メリーゴーランド、ジェットコースター


沢山案内してもらって満足のいくほど楽しめた




夕方、夕日が沈む頃になった




もう、終わってしまうんだ



楽しい時間はあっという間で

時間が過ぎ去るのは恐ろしい程早かった



な「ねぇ皆んな、最後に観覧車乗らない？」



こ「さんせー！」


さ「じゃ、行こうぜ」



、、、



『わぁっ！綺麗...』



皆さんが見せてくれた景色はとても綺麗で、見惚れてしまう



いつまでも見ていたい



思わずそう思う




あぁ


なんで私、病気なんかにかかってんだろう




こんな、こんな体じゃなきゃ



今頃、普通の生活を送っていられたのかな




本当、嫌になっちゃうよね




　

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