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クィディッチを見に競技場へと足を運ぶ。グリフィンドールを応援する声が会場を震わせる。
「兄名前ー！頑張ってー！！」
雨が降る中ひたすらに飛び回る箒たちを、私たちは必死に目を凝らして追った。兄名前にはだ余裕があるのか、何回ものファンサをスタンド中にしていた。
寮問わず彼のファンは多く、初めは悪態をついていたスリザリンの女子生徒も、ひとたびファンサを受ければ目がハートになっていた。
「君のお兄さんは相変わらず上手いね」
「ジェームズやシリウスも、すぐにああなれるよ。今でも人気者だもんね」
「君には負けるぜ」
視線は競技場の箒たちから目を離さずにそう会話した。数秒後、兄名前の動きが変わった。どこかへと一直線に飛んで行くと、数十秒間不規則に飛び回り、キキーッと音が出そうなほどに急停止した。
掲げた右手には金のスニッチが握られていた。
「流石だね、先輩」
「これでグリフィンドールの優勝は決定だね」
「にしてもうるせぇな、あの人のファン！」
ジャニーズさながらのパフォーマンスでゴーグルを外し前髪をかきあげる兄名前に、彼のファンがキャーッ！と黄色い歓声を上げた。
今度はその声でスタンドに地響きの様な音が生まれる。
イライラしたシリウスが声を上げるのも無理はない。
「かっこよかったんだもの。仕方がないじゃない！相応の歓声よ！」
すっかりクィディッチが好きになったリリーはそう言って、周りの人と同じように兄名前に手を振って名前を呼んだ。
「行こう。耳がおかしくなりそう」
その私の言葉に悪戯仕掛け人は笑って私をエスコートした。
雨に濡れた身体を魔法で乾かし、談話室に戻る。
「さて、厨房からご馳走を失敬してこようか」
ジェームズの一言で決まった今日の悪戯仕掛け人の計画。
他のグリフィンドール生が戻ってくる頃には、談話室が優勝パーティーの会場へと様変わりしていたのは、もう言わずもがな、だよね。
ラッキーアイテム
羽根ペン
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あまね(プロフ) - 下のコメのあまねです！やっとこの作品見つけれました！喜びの舞 (6月1日 23時) (
レス) @page42 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
NIL(プロフ) - あまねさん» あまねさん、コメントありがとうございます。今頑張って消し飛んだ分復旧させてるんですけど、仕事が忙しいので遅くなってます。お待たせしてしまい大変申し訳ございません。 (2022年1月15日 9時) (レス) id: 62c4f4c405 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - もう、更新はなされないんですか？ (2022年1月15日 7時) (レス) @page42 id: 1a6dd63888 (このIDを非表示/違反報告)
NIL(プロフ) - 鳳さん» コメントありがとうございます！小説初心者なので、そう言って頂けるとやる気が出ます(笑)これからも頑張りますので、よろしくお願いします！ (2018年7月18日 8時) (レス) id: 6ea316f6e9 (このIDを非表示/違反報告)
鳳(プロフ) - 先程はボードの方に書き込みありがとうございます！気づくのが遅くなったんですがすごく嬉しかったです(*^^*) このお話すごく面白くて大好きです！頑張ってください(*＾▽＾*) (2018年7月17日 22時) (レス) id: e76078e007 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：NIL | 作成日時：2016年8月2日 21時
