#１ ページ2
貴女「はぁ〜……」
パタンと本を閉じながら彼女は艶っぽい息をついた
休日の殆ど全部を使い果たして、彼女の周りに無造作に置かれた本を全て読んでしまっていた。
貴女「本当に、ハリーポッターは最高……！」
そう言いながら、パタリと後ろに倒れた
この世界に行けたらなぁ……
彼女は自分の手の中にある1冊の本を握りしめた
だけど、それはユメでしかない。叶わぬ願いなのだとわかっていた
貴女「はぁ………」
今度は落胆の溜息をついた
自分の中で暗くなってしまった気分を振り払うように頭を左右にふり、周りにあった全ての本をかき集め、両手で抱きしめるように抱えた
横になっていたせいか、もしくはずっと本を読んでいたせいか、突然睡魔に襲われた
明日も休日のAは、その眠気に身を委ねた
・
・
・
『＿＿＿、＿＿。』
『＿＿＿＿＿＿＿＿。＿＿＿＿。』
ゆっくりと睡眠から意識が浮かび上がっていく中、数人の話し声が聞こえた
まだぼやける視界をなんとか凝らし、あたりを見回した
なんか、どこかで見たことある……。そうだ。あの世界の。あの部屋に似てるんだ……
でも、そんな事ありえない…はず……。
ふと耳に違和感を感じ、手をやると、イヤリングらしいものがつけられていた
彼女が付けたことのないイヤリングだった
なぜこんな事になっているのか分からないAは、考え込んでしまっていた
「大丈夫かい？」
いきなり声をかけられ、ビクリと大きく肩を揺らした
「ごめん、驚かせてしまったね」
声のした方を見ると、小学6年生くらいの男女が数名いた
「はい、これ」
差し出された手には、自分の物と思える黒縁眼鏡が乗っていた
「貴方のものよ？曲がってはいけないと思って外しておいたのよ」
優しくそう言う女の子にお礼を述べ、眼鏡を受け取った
ダン「目が覚めて何よりじゃ。」
そう優しい声色で話しかけてくる老人は一目見ただけで分かった
アルバス・ダンブルドアだ
優しげな瞳が半月眼鏡から覗き、自然と心が落ち着いた
ダン「おぉ、そうじゃ。自己紹介をせねばの。わしはアルバス・ダンブルドアじゃ」
ジェ「僕はジェームズ・ポッターだよ」
リリ「私はリリー・エバンズ」
シリ「シリウスだ」
リマ「リーマス・ルーピンだよ」
ピタ「えと、ピーター・ぺティグリュー……です。」
セブ「………セブルス・スネイプ。」
この時点でAは確信を得た
ハリーポッターの世界に来てしまったのだと
ラッキーアイテム
羽根ペン
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あまね(プロフ) - 下のコメのあまねです！やっとこの作品見つけれました！喜びの舞 (6月1日 23時) (
レス) @page42 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
NIL(プロフ) - あまねさん» あまねさん、コメントありがとうございます。今頑張って消し飛んだ分復旧させてるんですけど、仕事が忙しいので遅くなってます。お待たせしてしまい大変申し訳ございません。 (2022年1月15日 9時) (レス) id: 62c4f4c405 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - もう、更新はなされないんですか？ (2022年1月15日 7時) (レス) @page42 id: 1a6dd63888 (このIDを非表示/違反報告)
NIL(プロフ) - 鳳さん» コメントありがとうございます！小説初心者なので、そう言って頂けるとやる気が出ます(笑)これからも頑張りますので、よろしくお願いします！ (2018年7月18日 8時) (レス) id: 6ea316f6e9 (このIDを非表示/違反報告)
鳳(プロフ) - 先程はボードの方に書き込みありがとうございます！気づくのが遅くなったんですがすごく嬉しかったです(*^^*) このお話すごく面白くて大好きです！頑張ってください(*＾▽＾*) (2018年7月17日 22時) (レス) id: e76078e007 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：NIL | 作成日時：2016年8月2日 21時
