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諒君 ページ10

皆が部屋に帰っていく中、私は諒君に部屋に案内された。部屋の中には数冊の雑誌と、冊子のようなものが転がっていた。

A「諒君これは?」

諒「え?…ああ!それは駄目!」

A「ご、ごめん!」

諒「あ、いや…ごめん。これ次の舞台の台本で他人に見せられないんだ」

A「舞台?」

諒「ん?…あ、そっか知らないんだね。このシェアハウスに住んでる俺達全員俳優なんだ」

A「ええ!?」

諒「本当に知らなかったんだね」

A「ごめん。知らなくて…」

諒「ううん。俺達も言ってなかったからね」

知らなかった…ここにいる皆って事は真一さんや遼太郎君達のことだよね?私テレビとか舞台とかあまり見なかったから全然知らなかった…

私ここに居て良いのかな…?

諒「それじゃあ寝よっか」

A「…うん」

もし今諒君に私が思っている事を話したら嫌われるかな?呆れられるかな?何でだろう…まだ1日も経ってないのにここの人には嫌われたくない。まだまだ皆さんと仲良くしたいって思っちゃう。今までこんな事思った事ないのに

諒「おやすみ!Aちゃん」

A「おやすみ!諒君」

明日はもっともっと皆さんと仲良くなれるように頑張ろう!

また明日

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作者名:Y M | 作成日時:2020年12月16日 18時

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